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外国人の恋人と付き合うということは、同じ国の同じ言葉を話す人と交際するよりもとても新鮮な出来事に恵まれます。
異なった言語、ルール、常識、感覚など。カルチャーショックはあれど、お互いの育った環境がまるで違うとわかっているからこそ、相手のことを理解しようとお互い頑張れるという良い点もあります。
ただ、ここで問題になるのが言葉の壁です。最低限のコミュニケーションが取れなければ、恋愛は不可能と言っても過言ではないでしょう。
アメリカ人と付き合う時は、相手が日本語を流暢に喋れない限りはこちらが頑張って英語を話すほかありません。
学生時代に英語の基礎を勉強して来たこちらと違って、アメリカ人は日本語の基礎教育を受けていない場合がほとんどです。言葉はこちらがリードしなくてはいけないのです。
しかし、最低でも中学生レベルの基礎英語ができていれば、日常英会話くらいはこなせるようになりますから、心配はありません。大切なのは自分から話しかける勇気とやる気です。
ただ英語を話すことができるとしても、アメリカ人の価値観とはやはり日本人とは異なるもの。相手のアメリカ人の個性によってそれは様々ですが、少なくとも交際にあたって、覚悟しておくことがあります。
では、アメリカ人の恋愛観、交際するときのノウハウ、そして恋愛における便利な英会話フレーズを、順を追って見ていきましょう。
アメリカ人の恋愛観とはどんなもの?
アメリカ人は、恋愛についてどのような価値観を持っているのでしょうか。
一般的なイメージといえば、
- オープン
- 積極的
- 愛情表現が派手
- 感情的でオーバーリアクション
など、自信たっぷりで隠し事がないという印象。しかし、実際はいかがなものでしょうか?
実際にアメリカ人と交際中の筆者の経験から、日本人と異なるアメリカ人の恋愛観を紹介していきます。
「付き合う」という定義
アメリカ人と日本人の間で「付き合う」ということの定義に違いはあるのでしょうか?
まず、英語で「付き合う」「恋人同士になる」という言葉を表現するとしたら数種類、数段階のワードがあり、
- Go out / Hang out with ~(〜と付き合う)
- Dating with (〜とデートしている)
- Be a Boyfriend / Girlfriend(彼氏/彼女になる)
- Go stedy with ~(〜と本気で付き合う)
などなど。日本人が「付き合う」というような、明確に「私たちは真剣に付き合っている恋人同士です」という周りに示せる単語はなく、あるとしたら
I’ve been going steady with him / her
彼/彼女とは真剣に付き合っている
という表現や、または「I’m dating seriously with him / her(彼/彼女と真剣にデートしている)」など。
ただしこれらも聞かれない限りはわざわざ人に伝えたりはしません。婚約したり結婚する訳ではもないかぎり、報告はしません。
一番一般的なのは「He is my boyfriend / She is my girlfriend (彼/彼女は私の彼氏/彼女です)」と、初対面で紹介するシーンが最もではないかと思われます。Boyfriend / Girlfriend はただの友達相手にも使うことがありますが、誤解のないように「Boy, friend」と一拍置くこともあります。
ただし、「Boyfriend / Girlfriend」と紹介されたとしても、「Seriously」な恋人とは限りません。
アメリカ人の恋愛では、正式な恋人同士となるまでに「デーティング期間」というものがあるのが一般的。日本人にも告白して付き合うという流れになるまでにデートを重ねる期間がありますが、異なるのはその期間中にも友達への紹介を躊躇しないことです。
アメリカ人の恋人同士は日本人よりも一緒にいる時間が長く、出かける先の何処へでも連れ歩くのが普通のことで、おそらく日本の夫婦よりもプライベートや交友関係を共有します。
かといって、デートを重ねていれば真剣な付き合いと思ってもらえているとは限りませんし、デーティング期間中には複数の人とデートすることもよくあります。
その中で一人に絞るということが、日本人的な「付き合う」という感覚と同じといえるでしょう。
フェードインするように関係が進むため、明確に「付き合った」というタイミングがわかりにくく、そのため恋人の「記念日」のようなものもありません。
これらのことはその相手の性格にもよります。正式な関係と思わなければ、友達づきあいの場に連れて行かないというタイプもいます。ただし相手のアメリカ人が曖昧な態度の時は、「Is our relationsip serious?」などと問いただして、ハッキリとさせたほうがいいでしょう。
「お試し期間」と「I LOVE YOU」の関係
上のリストの
- Go out / Hang out with ~(〜と付き合う)
- Dating with (〜とデートしている)
のふたつの表現は、恋人付き合いという表現のなかで最もフランクな表現です。Go out、 Hang out は恋愛対象外の友達にも使用するフレーズでもあります。
正式な恋人同士というのではなく、まだ「本採用」ではない関係の時によく使用されています。
もしお試し期間中に「そんなに気が合わないな」と思えば、フェードアウトがほとんどだそうで、もしくはただの「Sex buddy(セフレ)」となることもあるようです。
もし本気の恋愛に進む時は、「I love you」と言います。このワードは普遍的なようですが、普通に付き合っている恋人同士にも告白を躊躇するような重い言葉ですから、おいそれと使えません。「一生一緒に居たい」というレベルの恋の時に使う言葉です。
ですから、よほど軽い相手ではない限りは「I love you」と言われたら相手は本気だと捉えていいでしょう。
キスもセックスも「お試し期間中」にあり得る!?
多くの日本人は、相手と付き合う前はキスもセックスもしないと決めている人がほとんどではないでしょうか。
しかし、アメリカ人の恋愛のお試し期間ではキスもセックスも「お試し」することがあります。
日本人でも、付き合う前に体の相性も確かめておくというタイプの人もいますが、アメリカ人はその人口が多いのでしょう。初デートでキスやセックスまでするという人も少なくないといいます。
そして、だからといって本気の関係になるかというとそういうわけでもなく、肉体関係を持ったにもかかわらずそのままフェードアウトもありえます。
もちろん、人によってはきちんと恋人同士にならなければキスもしないという人もいます。ただ、性に積極的な人が比較的多いというだけなので、感覚としては日本人とさほど変わらないと思っていいでしょう。
アメリカ人女性は強くて奔放?
アメリカに実際行って感じたことといえば、女性がとてもタフであるということ。
フェミニズムの先進国とも言えるアメリカ、というのもあるのか、職場でも女性蔑視のような不当な扱いに対して黙ってはいません。
特に北米ではLGBTの認知度も高いので、レズビアンのカムアウトも多く、とてもパワフルで生き生きとしている印象でした。
そして、日本人の女の子と異なり、結婚や同棲をしても率先して家事をやるタイプの女の子はほぼいません。特別に料理が好きなど、趣味の範囲でなければやらないのです。
むしろ男性の方が、家族や奥さん、彼女のために料理をするという人が多い印象です。ホームパーティーをよく開くので、それぞれホストとして人に振る舞う料理のレパートリーがあります。
アメリカ人は日本人と比較的女性が強く、意見をはっきりと言うので、男性側がとても献身的であったり、むしろ尻に敷かれているパターンを多く目にしました。
ですから、尽くすタイプの日本人女性はとても珍しいようで、一定の割合でアジア人女性に人気があることも合わせて、日本人女性はアメリカ人にモテるのです。
女の子の「ヒモ」率
アメリカ人の女の子には、付き合うととてもワガママで、相手に何も尽くさないタイプが多いようです。
「なんでもしてもらえるのが当たり前」というスタンスです。どこか、相手に尽くしすぎるタイプの日本人と奔放なアメリカ人は、お互いを見習った方がいいような気もしますね。
そして、仕事もせず、家事もしないで恋人の家に入り浸る、いわゆる「ヒモ」のような状態の女の子が一定数います。
バリバリのキャリアウーマン的な女性は都市部には多いですが、郊外は割合ヒモ率が高いように感じました。
日本は昔ながらのスタイルで、付き合った男性に尽くすタイプの女性が多い印象にありますが、だからこそアメリカ人にとってその稀なタイプは歓迎されます。
アメリカ人と交際すると、結婚の見込みなどなど関係なく相手の親に紹介されることは一般的ですが、献身的な女の子は特に相手の両親にウケがよく、すぐに仲良くなれそうです。
アメリカ人男性の恋愛価値観とは
アメリカ人男性も、日本の男性も、女性と比べて「浮気者」が多いことには変わりありません。
それどころか、「セックス大国」とさえ呼ばれることもあるアメリカですから性に対してオープンであり、人種問わずアメリカで生まれ育った
男性は積極的で性欲が強いです。
また、日本と比べて結婚することに対するプレッシャーがないので、一生結婚しないという人も若い人の中で増えています。
肉食的な女性の割合も多いですが、テストステロン値の高い男性は特に「死ぬまでにできるだけ多くの女性と寝たい」というタイプが多いといえるでしょう。また、近年では「ポリアモリー」という一種のフリーセックスの関係性を持つ人も増えてきました。
しかし、それとは裏腹に、愛するパートナーを見つけて寄り添いたい、と思っている人も少なくはありません。家庭によっては、男性が紳士的であることを小さい頃から教えられているため、エスコートもとてもよくしますし、ロマンチックな人もいます。
全体的には、日本と比べるとアメリカ人男性はどのような感じかというと、ヤリモクとロマンチックが両極端で、どちらかにメーターが振り切れている割合が高いのです。
そして、どちらともとても積極的で、アメリカ人男性と付き合った女性は、特に外国人と付き合う希望がないにもかかわらず、相手の男性に猛アタックされて折れた、というケースも多いのではないでしょうか。
紳士的?と思いきや…?
アメリカ人男性は、人種問わずとても紳士的な人が多いです。またコミュニケーションをとてもよくする国民性のため、話をするのが上手いというのもあります。
デートでは女性をエスコートするのが当たり前というようにリードしてくれます。
しかし、そのような紳士的なアメリカ人男性だとしても、恋愛に慎重であるかどうかは関係ありません。多くのアメリカ人男性の辞書に「シャイ」なんて言葉はありません。
気に入った恋愛対象には、デートをしよう、一緒に過ごそうと、それはもうグイグイ、グイグイきます。ちょっと引くほどきます。また連絡の頻度も高い。
曖昧なボーダーラインをキープしたがる日本人男性とは、もっとも異なる個性といえるかもしれません。
また比較的尽くしてくれるアメリカ人男性も多いですから、恋愛に疲れている日本人女性とは相性がいいこともあるでしょう。もし出会いの機会があれば、自分なりにコミュニケーションを取ろうと頑張ってみてもいいのではないでしょうか。
人種によって価値観は違うもの?
アメリカとは「人種のるつぼ」と言われるように、様々な人種が集まって出来た国です。
第二次世界大戦を契機に、白人、黒人、中東系、アジア人など、様々な移民もアメリカにやってきました。主に西海岸を中心として移民が多い傾向にありますが、その価値観とは、人種によって違うものなのでしょうか。
基本的に、アメリカで生まれ育って、様々な人種の入り混じった環境で少年少女時代を過ごしたタイプは、あまり人種によって恋愛の価値観は変わらないと言えます。
しかし、大人になってからアメリカに移り住んだという人は、その生まれ育った国のアイデンティティを持っているでしょう。ですから、「アメリカ人はオープンだ」などとよく言われていますが、本当はその人の生まれ育ちによって大きく異なるのです。
アメリカで歩いている人をパッと見ただけでは相手が「なに人」かなんてわからないもので、話してみなければ相手の恋愛観もわからないものです。
ですが、人種によって体質が異なるとはいうことはできます。比較的男女ともに男性ホルモン値が高く、性欲が強い順に
- 黒人(Black people, African American)
- 白人(White people, Caucasian)
- アジア人、東洋人(Asian, Oriental)
となり、その順番に性に積極的であるとも捉えられますが、そういった「傾向」というだけであり、実際にはその人のタイプによりけりです。
アイデンティティーと恋愛観
自由の国アメリカ。しかし残念ながら、未だに人種差別の傾向は根強く残っています。アメリカ南部でその傾向は強くなり、アジア人もその差別の範疇にあることもしばしば。
また、黒人差別は歴史的にも根深く、比較的リベラルだといわれる西海岸でも人種の違いで仲が悪く、その心理のために白人と黒人のカップルはあまり多くありません。
筆者がシアトルに滞在した時は、白人は白人同士、黒人は黒人同士のカップルで歩いているのを多く見かけ、友だち付き合いでも、人種入り乱れる場面を見ることはあまりありませんでした。
それほど、異なる人種で交流することをお互いに恐れているように見受けられました。
ただ、恋愛対象のタイプという話になると、人種問わず、外見が90%を占めるほどにみんな面食いです。「ブロンドが好き」「赤毛が良い」というような、人種に依存した好みを持っているひとも多くいます。
しかし、モテる基準というとほとんどが「顔と体」です。特に顔が良いだけではなく、体も鍛えられて引き締まっているほどにモテます。逆に、たるんだボディや華奢なタイプはアメリカでは非モテといえます。
近年、健康的な生活に関する食事や運動がアメリカでは流行していますが、「セックスアピール」として体を鍛える人がほとんどです。特に男性は、マッチョで男性的であるほど性別問わずモテるでしょう。
それほど性に対して関心が強いのです。アメリカ人にモテたいと思った時は、肌ケアなども大事ですが、体を引き締めることも忘れてはいけないのです。
アメリカ人との交際について
アメリカ人との交際は、日本人同士の交際とは異なる点がいくつかあります。
英語と日本語をお互いある程度知っていても、言語の感覚の違いから誤解が生まれてしまうこともありますから、お互いの第一言語が共通ではない限り、お互いの言葉の上手い下手にかかわらず、お互いのコミュニケーションに対して慎重になります。
その「言葉の壁」というものが、アメリカ人との交際にあたってまずもっとも高いハードルとなるでしょう。しかし、文化の違いも大きいものです。
日本文化と欧米の文化は180度違っていると思っていいほど感覚が違うもの。日本と歴史的関わりの深いアメリカでも、現代でも忍者や侍が存在していると思い込んでいる人は多いというほど、日本文化のことをよく知らない人はたくさんいるのです。
また、文化といえば、奥ゆかしい日本人になじみ深い「恥ずかしい」という感覚も、アメリカ人にはあまり通用しません。
多くの感覚が異なる日本人とアメリカ人との交際は、それだけたくさんのことを擦り合わせしていくことになります。ですから、お互いの文化に関心があり、歩み寄れる人が通過できる道のりと言えるでしょう。
恋愛、結婚に関する感覚も異なるところがあるので、アメリカ人と付き合いたい、もしくは付き合うことになりそうだという人は、あらかじめアメリカ人の一般的な感覚を知っておいた方がいいかもしれません。
カルチャーショックをうけることがあったとしても、心の準備ができていれば軽度で済みます。
では、アメリカ人との交際にあたっての感覚についてお話ししていきましょう。
覚悟しておくことは?
アメリカ人と付き合うということにおいて、どのような覚悟がいるでしょうか。
まずは、出会った頃にお互いが同じ国に住んでいる環境ではないとしたら、遠距離恋愛を覚悟する必要があります。
それも、たまの休日に会いに行けるという距離ではありません。長期の休みを取って、高い飛行機代を払えなければ会いにいけません。
ですから、そのような長距離恋愛は、お互い結婚するつもりがあるというほどの絆がない限りはおススメできないのです。
もしお互いに毎日会えるくらいの距離に住んでいるとしたら問題はありませんが、言語の壁を乗り越えることは必須です。コミュニケーションが取れなければ、お互いのことを知り合うことはできません。
また、お互いの言語によるコミュニケーションが不慣れだとすると、「相手の話を理解できるまでよく聞いてあげられる」という歩み寄りスキルが必要になります。それだけでも出来れば、言葉の壁も手を取り合って乗り越えられますが、お互いの言語を話す気がなければそれも不可能です。
日本人側としては、英語力は身につけておいて損はしませんし、世界で最も話されている言葉であるため、仕事や旅行に行った時などにも役に立つものです。
今はスマホで英語の学習ができるアプリがたくさんありますから、英会話スクールは授業料が高くて通えない!という人でも毎日勉強することができますから、基礎文法から常用単語、ネイティブな言い回しなど、様々な手段で勉強してみましょう。
ただし、もしアメリカ人と付き合えば、毎日話したりメールやLINEのやりとりをすることで格段に英語力が上がってきますから、本気でお互いと付き合う気があればそう難しいものではないのです。
遠距離恋愛や文化や言葉の壁など、様々な高い壁を乗り越えてまで一緒にいたい、という覚悟こそが、アメリカ人との交際にあたって必要なものといえるでしょう。
経済的に自立したほうがいい
もしアメリカ人と交際したら、またもし結婚を前提とした付き合いになったとしたら、最低限の経済的な自立をしたほうがいいでしょう。
相手がこちらを養うと言ってくれている場合はいいかもしれませんが、そのような場合は婚前契約を結んでおくべきです。
なぜかというと、残念ながら国際結婚の離婚率は1/2にものぼると言われているほど高いものなのです。国際結婚も離婚も、国内の手続きとは異なり複雑で、お金も時間がかかるものですから、万が一のことを考えても、もしものための経済手段として仕事は続けたほうがいいのです。
またそのような最悪のパターンがないとしても、アメリカ的な結婚では家計を同一にすることはほとんどありません。共通の銀行口座を持てる便利なシステムはあるものの、基本的には結婚相手の通帳を握ることはできないと考えましょう。
初めは文化や言葉の違いさえ新鮮で前向きに乗り越えようとする気持ちでいられますが、だんだんとお互いに慣れてきたら、見えなかった欠点や乗り越えられない壁の存在に気がつくこともあるでしょう。
もし相手に合わせて外国に移り住んだら、言葉や文化、生活ルールの違いなどに耐えられないことも出てくると思います。決断するべきことも多くなります。経済的に自立することで自分に自信も持てますし、いざとなった時に頼れる自分がいることは大事なことなのです。
アメリカ人との恋愛はギブアンドテイクをより心がけるべきです。心も体も自立している、追いかけたくなるような「かっこいい大人」を目指しましょう。
改宗を迫られる必要も考慮しておこう
アメリカ人と日本人との間で異なる文化の中でも大きな比重のものというと、宗教の違いというものもあります。国際結婚の離婚原因にもなる宗教の問題ですから、軽視はできません。
アメリカ国内で仏教徒は非常に少なく、ほとんどの人がキリスト教、ついでユダヤ教です。キリスト教はカトリックが最も厳しく、ユダヤ教も色々と戒律があるため、敬虔な信者の家庭には、そうではない外国人が近づくことは難しいかもしれません。
宗教とは厄介なもので、熱心に信仰している宗教を持っている相手とは、宗教感が違うだけで別れる原因につながります。また、相手の家族とも宗教が違ったり理解ができないと、相容れないでしょう。
そしてもし結婚するという話が出た場合には、宗教を相手に合わせなければいけない必要も出てくるかもしれません。
現代でそれほど信仰熱心な若者はどの国でも珍しいですし、大抵の場合は相手に強制することはありません。しかし、家族づきあいの行事の時などは、少なくともストレスを抱えることもあると思われます。
宗教を相手に合わせることに抵抗がない場合は、相手に歩み寄ってもいいかもしれませんが、ただでさえ自分が変化することを必要に迫られる国際恋愛ですから、限界を感じる前に相手と話し合い、妥協策を考えたほうがいいでしょう。
アメリカの食文化について
アメリカの料理といえば、なんでしょうか?おそらく想像して一番最初に出てくるのが「ハンバーガー」などのファストフードなのではないでしょうか。
「郷土料理」というのも変な感じですが、大抵のアメリカの料理は、バーベキューやナチョスなど、肉やチーズをたっぷりとつかった高コレステロールの食事です。
近年ではベジタリアン食文化が流行しており、ヘルシーなメニューも増えましたが、やはり人気があるのは「Cheesy」なフード。とにかくチーズを大量にかければなんでも簡単に美味しくなるような安っぽい料理には抗えません。
また外食で人気なのはハンバーガーなどのサンドイッチ、ピザ、中華料理などこれまた脂っこい料理。さらにアメリカ人はビールをこよなく愛しますから、ダブルパンチで高カロリーな食事ばかりになってしまうのです。
体型維持に気をつける人はジムに通ったり自炊しますが、大抵の人は日本食のようにヘルシーでかつ美味しい料理は作れません。作るとしたらサラダなどの生野菜にマヨネーズやドレッシングをかけるなど。未調理の人参やパプリカなどの野菜を丸かじりすることもアメリカでは普通です。
それだけ和食は特別なものと言えるのです。ですから、健康に気をつけているアメリカ人の恋人に日本食を作ってあげると、とても喜ばれます。
手料理で相手の胃袋をMake my ownにしよう
アメリカ人は健康に気を使う人ほど自炊しますが、それでも料理好きな人以外は、手の込んだ料理というより、単純に焼く、茹でるなど、手間の少ない簡単な調理でさっと済ませてしまうことは多いです。
それに多くのアメリカの女の子は男の子に尽くさないので、手料理を作ってあげるという定番の行動は起こしません。
ですから、そこで日本人のステレオタイプらしい行動を起こすのはとても効果があります。煮物やちらし寿司など、それほど手のかからない和食でも、作ってあげるととっても喜んでくれます。
喜んでくれるどころか、涙ぐんで感動してくれることもあります。「君はなんていい恋人なんだ。こんなに良くしてもらうのは初めてかもしれない」というほどに。すると、相手の家族にも気に入られることができるので、一石二鳥です。
日本人の女の子が海外で人気があるのは、相手に対して優しく献身的であるところも大きいのです。尽くしてもらうことがもはや当たり前のように感じている日本人男子と比べると、可愛がり甲斐のある恋人かもしれません。
ぜひアメリカ人の恋人の胃袋を鷲掴みにし、自分なしには生きていけない!というほどにメロメロにさせてしまいましょう。
アメリカ人の交際期間と結婚の関係
アメリカ人は、若い人ほど結婚というものに対して特にこだわりがありません。
すでに恋人同士の段階で同棲するのが当たり前のようになっているし、ステディな関係なら家族にも友達にも紹介し、日中の仕事以外のどこにでも同席することの多い恋人関係ですから、わざわざ結婚しなくてもいいのです。もし子供がいたとしても、恋人同士のままでいる人たちさえいます。
通帳も別々で持つことが多いですから、夫の保険に入れるという以外それほどのメリットもありません。宗教や人のタイプにもよりますが、籍を入れるということが特に重要視されていないので、交際期間が長くなったとしたも、結婚に結びつくわけではないのです。
ただし、国際結婚の場合は事情が異なってきます。日本で結婚して住むという場合にはまだ楽なほうですが、アメリカに移住するとなると一苦労します。ビザを取らなければいけません。
永住権や就労ビザがなければ、移住しても仕事に就くことが出来ないため、生活を相手に頼るしかなくなってしまいます。またビザのみだと、ちょくちょく更新する必要も出てきますし、費用も高額です。
ですから、もし相手と一緒に住みたいと思えば、正味な話、結婚して永住権(グリーンカード)を取得しまうのが一番手っ取り早いのです。
ただしその手続きも大変複雑で手間も時間もかかりますし、就労ビザほどではないもののお金もかかります。
国際恋愛も結婚も大変なのです。数多くの面倒や費用、ライフスタイルの変化などのハードルを乗り越えてでも一緒に居たいという覚悟がない限りは、いっときの夢にしておいたほうがいいかもしれません。
アメリカ人との交際あるある
アメリカ人と交際すると、どのようなことが起こるのでしょうか。それはカップルによって様々であるとは思いますが、よくある出来事は「あるある」としてまとめられるでしょう。
アメリカ人と交際することは、同じ日本人と付き合うのでは色々な部分で異なります。そのような国際間にある溝を埋め合わせていこうとすることで、より相手を理解しようと思う気持ちが起こるものですが、その過程で「二人のオリジナルルール」のようなものが生まれることもあるかもしれません。
また、日本人の「恥ずかしい」というよくある感情や、「適当に」「前向きに検討しておく」などの微妙な表現をうまく伝えることは難しいです。
そのような時は、あらかじめ日本語の単語を教えて説明しておくこともありますが、それが続くと相手との日常会話が日本語と英語の入り乱れた謎の言語になってくることもしばしばです。
そして、「外国人と付き合う女はみんなワンレンでフープピアス」「日本人の男はモテない」のようなよそから見たあるあるも、本当にそうなのか真実は微妙なところです。
以下から具体的に、それらを解説していきます。
「恥」の文化がない?
英会話経験者の方は、「恥ずかしい」ということを伝える時に不自由したことがあるのではないでしょうか?
「Embarrassing」が「恥ずかしい」に相当する単語ですが、アメリカ人は日本人と比べて恥ずかしがりません。堂々と人前で喋るということを小学校の時から授業で実践してきており、シャイな人は稀です。
日本人の恋愛では「恥ずかしがっているところがかわいい」というフェチが一般的ですが、アメリカ人はたいていオープンです。恥ずかしがっている場合ではありません。
しかし、アメリカ人の恋愛アピールは慣れない日本人にとって総じて「恥ずかしい」ものです。平然と愛をささやく、人前でキスをする、口説こうと思われたら一目散に馳けてきます。
そういう「恥ずかしいよ!」と言えるようなシチュエーションがてんこもりになるアメリカ人との恋愛ですが、大方「恥ずかしい」というと「なんで?」と帰ってきます。
「Shame」ほどではありませんが、「Embarrassing」も「ちょっと恥ずかしい」という感覚よりは「恥と感じている」くらいの高いレベルの恥じ入りの言葉になるので、なんとなく伝わらないのもわかりますね。
ですから「恥ずかしい」と伝えて「なんで?」と聞かれたら、「Because I’m Shy!(恥ずかしがり屋なんだよ)」と伝えて、こちらのペースに慣れてもらいましょう。
「ルー語」になってくる
アメリカ人の恋人と付き合っていると、日本語と英語をお互い勉強することもあるでしょう。
そんな中で、お互いのお気に入りの単語などがあると会話の中で頻出するようになります。例えば、
「I’m チョットダケ cold(A little 寒いなあ)」
のように、日本語と英語の入り混じった会話になってきます。だんだんと周りの人には理解できないような会話になってくることも。
そう、まるで某タレントさんのような喋り方になってくるのです。
ですが、こういった面白いお互いだけの言葉を育てていくのも、国際恋愛の醍醐味と言えますね。自分たちなりのコミュニケーション方法をみつけましょう。
外見が「アジアン」になる!?
よそから見ると、「アメリカ人と付き合う女の子はみんなアメリカナイズされた外見になる」というような見解があります。
しかし、実際にアメリカ人と交際している人を見ると、どうにもその通りなことが多いような気もします。
それがなぜかという理由は主に、
- 国際社会の中の日本人としてのアイデンティティに目覚めた
- アメリカ人の彼氏の好みに合わせた
以上の2つの理由から考えることができるでしょう。
欧米に旅行や留学、出張などで長期滞在することになると、今まで感じなかった「日本人」という立ち位置を感じることになります。特に「人種のるつぼ」といわれるアメリカではありとあらゆる国の出身の人がいたるところにいるため、それぞれの「お国性」というものを考えさせられるのです。
そんな中で、アジア人、特に日本人に似合うファッションというものを国際的に考えたとき、生まれもった黒髪を最も美しく見せる「ワンレングス」という髪型に落ち着くのも理解できます。
また、アメリカの美容院が合わずセルフカットになるため、止むを得ずその髪型になってしまうという場合もあります。
そしてその髪型に似合うフープピアスをする…など。意外なほど、外国に行くとそういった「アジアン」な外見になる日本人女性は多いです。
また、「アメリカ人の彼氏の好みに合わせた」という場合でも、外見がアメリカナイズされることがあります。タトゥーを入れたり、髪の一部だけカラーを入れたり、「アメリカ人が想像するアジア人」のような外見になりがちです。
正直、どのような理由でも自分のしたいファッションをすればいいと思いますが、誰かの期待に応えるために自分のファッションを変える必要はありません。アメリカで売っている衣類や化粧品を使うからといって、そこまで強制的にファッションを変化させなくてもいいのです。
逆に、日本人男性はさほど他のアジアの国の人と変わらないため、目立ちません。また、割合的にはアメリカ人(白人、黒人)と日本人のカップルでは、日本人が女性である場合がほとんどです。
アメリカでは日本人を含む韓国人、中国人などが「アジア人」として一括りにされがちですが、日本人としてのファッションというものを国際社会の中で見つめなおしてもいいかもしれません。
あだ名が増える
アメリカ人は、めったに恋人のことを名前で呼びません。公共の場か、ケンカやプロポーズや別れ話などの真面目な話がある時くらいです。
ようするに「ダーリン」「ハニー」といったあだ名でお互いを呼び合います。必ずしもその意向にそう必要もありませんが、使ってみると結構楽しいので、アメリカ人と付き合った時には導入してみてもいいと思います。
恋人のあだ名は、かわいいものや甘いものに例えることが多いですが、たまに例外もあります。映画『パルプ・フィクション』に出てきた「ハニー・バニー」「パンプキン」のようなものは、大体は「音がかわいいから」であって、特に意味のないものです。
あだ名の中で最もスタンダードなものというと、
- Baby, Babe (ベイビー、ベイブ)
- Honey(ハニー)
- Sweetie(スィーティー)
- Darling(ダーリン)
- Suger(シュガー)
- Pookie(プーキー)
などなど。ベイビーは「赤ちゃん」というより「可愛い人」といった意味で使われます。ダーリンはあまり若い人が使わない印象です。Pookie(プーキー)はあまり聞きなれないかもしれませんが、ベイビーと同じように「可愛い恋人」に対する呼びかけです。
また、あだ名はこれらのスタンダードなもの以外にも、カップルのなかでオリジナルのあだ名も増えます。例えば筆者の実体験の中では、
- puppy(パピー/子犬)
- Rocket(ロケット)
- mochi(もち)
- Twinkie(トゥインキー/アメリカのお菓子)
などと呼び合っています。中でもTwinkieはさらに付け足して、「Twinkie winkie(トゥインキーウィンキー)」と長くすることも。意味は特に無く、基本的に単語の音のかわいさで選んでいるようなところがあります。
もしアメリカ人と交際したら、このような自分たちだけのあだ名を付け合うのも楽しいものだと思います。
外国人と付き合う方法は?
アメリカ人含む、外国人と交際したいと思っているなら、まず第一歩となるのが「出会い」ですよね。
近年、日本各地で外国人を見かけることはとても増えてきました。昔から米軍基地の周辺にはアメリカ人は多く居るものですが、街中で今ほど多く見かけることはありませんでしたから、都心に出ればチャンスはいくらでもあると思われます。
出会いの場といえば「バー」ですが、新宿はゴールデン街は日本人よりも外国人の数の方が多い程で、毎夜海外からのお客さんで溢れかえっています。またチェーン展開をしているブリティッシュバーの「HUB」なら、都心ほど外国人が多く集まります。
吉祥寺や高円寺などの中央線沿線の赤提灯にも日本好きな方が集うため、それらの場所に赴けば出会いは必ずあるでしょう。
「出会い」という第一関門が突破できたら、大切なことはコミュニケーションを積極に取ろうとする心意気です。
日本人は欧米の人から見ればエキゾチックで、特に女性は美しいと言われています。相手から声をかけられる可能性も高いですが、それでも海外の人みんなが積極的なタイプではないので、こちらから話しかける勇気は必須です。
「英語に自信がない…」という人でも、会話をしようという気持ちさえあればなんとか通じるものです。英語圏の人と交際している間に英語力は自然と高くなっていくものですし、こちらの勇気と相手の優しさ、辛抱強さがあれば大丈夫です。
出会い、コミュニケーションの関門を突破できれば、あとはお互いのフィーリングのみ。妥協せず、気に入った人を見つけ、デートに誘ってみましょう。
アメリカ人のマッチングアプリ使用率
マッチングアプリ先進国のアメリカ。米国内の老若男女のほとんどは、「Tinder」などの出会いアプリを使用しています。
中には既婚者のカップルが登録しており、刺激的な性生活を求めてポリアモリーの相手を探していることも。実にアメリカンフリーダムといったところですね。
もはやアメリカ国内では、バーなどの出会いよりもマッチングアプリが優先されているほどです。
筆者の夫が数年前、バーで女の子に声をかけたら「ティンダーで知り合ってもないのに話しかけないで!」と言われ怒られたという悲しいエピソードがありますが、それほどマッチングアプリの信頼性が高いようです。
いまやほとんどのマッチングアプリは登録の際にフェイスブックの情報が必要になるため、なりすましなどの被害を防いだり、相手の人柄を事前に確認できるなどのメリットもあります。しかし、それでも現実の中の出会いより優先されることは少し不思議なような気もしますね。
日本国内でもマッチングアプリで出会える海外の人は増えています。ですから、現実で出会いを探すよりもマッチングアプリで探すほうが効率が良いとも考えられます。
ただし、マッチングアプリの出会いと、現実のその時その場所での出逢いでは、後者のほうが尊重される風潮がないわけではありません。
もし国際結婚をしたいと考えているという場合、その時の法律にもよりますが、2018年現在はマッチングアプリで出会った相手とは、その後数年間関係を継続している、という証拠がなければ結婚を認められないという現実もあります。
実際、アメリカ人がマッチングアプリを使用している理由は、どこの国でも同じですが、真剣なお付き合いを求めているパターンと、ただ「One Night Stand(一夜限りの関係)」を求めているパターンでは、半々かもしくは後者の方が多いと見えます。
要するに「遊び」目的の人も多いので、その点では真剣な恋愛を求めているなら注意しながら出会いを探すといいでしょう。
ワンナイトは避けるべし
以前、「日本人女性は白人の口説きに弱いから簡単にヤレる」というような悪質な考えが一部の悪い外国人の間で蔓延しました。
そういった危険な人ばかりではありませんが、そこまでの人ではなくとも、基本的に誰に対してもイージーラブに積極的な人は多いです。一生懸命口説いてくるから相手は恋に落ちたのだと思っていたら、ただ遊びたいだけだった、というオチもあるでしょう。
前にお話ししたように、マッチングアプリでも真剣交際を望んでいる人は少数派です。ですから、もしもアメリカ人と結婚を前提とした交際をしたいと考えているなら、「体の関係はすぐに持ちたくない」という意思表示をはっきりとするべきです。
「一晩で終わる関係じゃないよ」と口説いてきたとしても、その日に体の関係を求めているという事実に変わりはありません。数回デートを重ねてから、という気持ちが相手にないなら、きっぱり断ってしまいましょう。
アメリカ人と付き合う時に使える英会話
アメリカ人と交際したい!と思ったら、大切なのはコミュニケーション。会話をすることを重んじるアメリカ人にとっては、「察して!」という暗黙知は、より通用しません。
また、日本語が流暢ではない相手に対しては、こちらが頑張って全てを英語で話をする必要もでてきます。
付き合い始めはお互い、国際間の違いに対して何もかも新鮮で楽しく過ごせるかもしれませんが、半年、一年と関係が長くなってくると、考えかたの違いからケンカをすることもありえます。
そんな時、英語のスピーチが苦手だからといって口喧嘩で負けてばかりでいられるでしょうか?答えは否!です。意思表示をはっきりできなければ関係は保てませんし、特にアメリカでは仕事でも恋愛でも生き残れません。
また、どんな会話でも英語で喋るには、はじめのうちはコツをつかんでおきたいものです。喋り出しに困った時はとりあえず「It’s ~」から始めれば良いのですが、我々日本人の慣れ親しんだ曖昧な喋りかたも知っておくと、自分のペースを保ちつつ英会話を楽しめそうです。
今回、尺の問題から一部しか紹介することができませんが、英語圏の人と交際した時に役立つ英会話フレーズを少しずつ紹介していきましょう。
「I love you」は滅多に言わない?「好き」と伝えるフレーズ
「愛してるよ」とは、日本人の恋人同士でも滅多に使わない、あるいは気恥ずかしくて使えないですよね。よほど覚悟がないと出てこないパワーワードです。
それと同じく、英語の「I love you」も勇気のいる単語。相手と真剣交際する気持ちがなければ出てきません。
しかしそこで日本人の恋愛と異なるのが、日本人は本気で相手のことを好きであっても「愛してる」と口に出さなくても、アメリカ人は結婚を考えてなくても相手のことを心から好きであれば「I love you」と言うことがあるのです。
また、親友や家族に対しても「愛してる」と伝えることもあります。軽いワードではないですが、日本人のように恥ずかしがって出し惜しみすることもありません。
ただしそれでも、真面目な人ほど、軽はずみに使う言葉でもないのです。相手との関係性をまだ手探りする段階では、以下の「好き」と伝えるフレーズを使って気持ちを表現しましょう。
- I like you.
- 「好きだよ。」一般的な表現。友達に対しても使えそうなものですが、デート中にこれを言うなら口説き文句となります。
- I miss you.
- 直訳で「さみしいよ」ですが、「会いたいよ」という前向きな言葉でもあります。LINEなどのメッセージで多用できる。
- xo
- メッセージにて。Xはキス、Oはハグの意味。同性にも使う場合あり。
- I want to be with you.
- 「あなたと一緒にいたいな」。「want to」は口語表現で「wanna」と崩して言うのもあり。
- I’ve got a crash on you.
- 「crash on」で「やっつけられる=惚れちゃう」と言う意味に。「君のことが好きになっちゃった」「君に惚れちゃってるんだ」など、告白のセリフとして。
- I think of you all the time.
- 「いつも君のことばかり考えてるんだ」ちょっとストーカーくさいので付き合ってから使いましょう。
他にも映画に出てくるようなロマンチックな言葉もありますが、自分らしい言葉遣いで気持ちを伝えるのが一番です。無理をして背伸びをしすぎるよりは、自然体でいる方がいいでしょう。
「愛してる」と「ステディな関係」
映画ではロマンチックなシーンに「I love you」と連発しますよね。それは映画だからです。生死を問うような真剣な場面で愛を囁いたのに、あとで「実は遊びでした〜」なんてことはありませんから、本気で「愛している」と伝えるシーンでも不思議ではないのです。
現実では、「I love you」は本気の関係、つまり「ステディな関係」となる時の告白のセリフでもあります。
アメリカでは付き合う時こそ、告白をするよりデートを重ねてフェードインするように恋人同士になりますが、真剣交際に進みたいと思った時こそ決断を下す時になります。簡単に別れるような関係ではなくなり、できるだけこれからの生活を一緒に過ごしたいと思った相手にこそ伝えるのです。
場合によっては、付き合っている関係なのに「I love you」の告白で振られることもあるのです。真剣な恋人にはなれないから、というわけになりますが、この点が日本人の恋愛の感覚と大きく異なっている部分ですね。
筆者は夫からかなり早い段階で言われ焦りましたが、一般的には「I love you」は相手とこれから一緒に生きていく確信があってこそ使う言葉だと思いますから、ここぞと言う時に「プレプロポーズ」のような気持ちで使いましょう。
「No」はハッキリと明確に!「やめて」を伝えるフレーズ
アメリカ人と交際する時に、愛を囁く言葉と同じくらい大切なのが意思表明の言葉です。
中でも「NO」をはっきり言えない日本人でいては舐められますから、嫌なことは嫌!とはっきり伝えなければいけません。色々な場面で不愉快に思った時、たとえばしつこくナンパされて嫌だった時など、しっかり断らないといつまでも舐められたままになってしまいます。
以下に、否定を伝える英語の基本のフレーズをご紹介するので、相手に遠慮せず使っていくと良いでしょう。
- Please, don’t.
- 「頼むからやめて。」don’t の後にやめて欲しいことを付け足すとなお良し。「Don’t touch me(触らないで)」など。
- Stay away from me.
- 私から離れて、つまり「近寄らないで」。強い否定なので、慎重に。
- I don’t like it/that.
- 「それ、好きじゃない。」物に対しても、されたことに対しても言えます。
- I say NO.
- 「断ってるんだよ」NOと言っているのにしつこい相手に。「I, say, NO.」と一語ずつ強調することで、より強い否定に。
- I don’t think so
- 「そうは思わないな」やんわりとした否定。意見が合わない時など。はじめに「Sorry」をつけることで「悪いけど」という気持ちもプラス。
- Stop it!
- 「やめてよ!」一般的なフレーズ。「Would you please stop~」で懇切丁寧な表現に。
- Cut it out!
- 「やめろや!」強い言い回し。
- Don’t you dare
- 「“dare”=デアー」と読む。「よしなさいよ」くらいの感じ。「How dare you!」で「よくも!」
これらの断りの文句の後に「I’m serious=マジで」を付けると「あ、本当に怒ってらっしゃる」とわかってくれるでしょう。
嫌だと思った時は、自分の感情を優先していいのです。
とっさに出る日本語はあらかじめ教えておこう
「痛い!」「熱い!」など、もう怪我しちゃう!という時に、相手がその日本語を知らなければ、とっさに口に出た日本語が伝わらず相手も加減が分からないということもあります。
筆者は以前、夫と昼寝している時に寝返りを打った夫の肩に髪の毛が挟まれ、頭皮が引っ張られて激痛だった時、「痛い痛い痛い!」と日本語で叫びました。
しかし、その「痛い」という日本語が伝わらなかったため、「It’s hurt!(痛いよ!)」という英語が出て夫の背中を軽く殴るまで痛みに悶える羽目になったのです。
もちろんそのあとはプチ喧嘩でした。「気づいて!察して!」が基本伝わらないのがアメリカ人だと思っていいのかな、と実感したのがその時です。
ですから、「痛い」「やだ」などの「やめろ」の日本語を伝えるのはとっても大切。筆者のような喧嘩をする前に、それらの単語は前もってパートナーに教えてあげましょう。
デート中に使える英会話フレーズ
お次はもっとロマンチックなシーンを考えます。
英語スピーカーとデートをする時に、使って楽しい英会話フレーズをご紹介していきましょう。
非ネイティブの英語の「訛り」は可愛さにも繋がる武器にもなります。発音が下手だとしてもおしゃべりは大歓迎されますから、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- Can I have ~
- お店で料理を注文するときに。「〜を貰えます?」という言い回し。よく英会話で「I’d like ~」が紹介されますが、「Would」は「していただきたい」というようなとっても丁寧な言葉。アメリカのファストフードやリーズナブルなレストランでは、このようにもっとフランクでOK。
- Cheers!
- チアース!「乾杯!」日本語で「カンパイ」を教えてあげても喜ばれる。
- Bon-apettit!
- ボナペティ!「めしあがれ」フランス語ですが、アメリカでも一般的なフレーズです。茶目っ気のあるひとこと。
- Tada!
- タダー!(「タラー」に近い発音で)日本語に言い換えると「じゃじゃーん」。サプライズをするときに。
- Delicious!
- もっともよく使う「おいしい!」の表現。「Tasty」はワインの味を表現するようなお上品な言葉で、「Yummy」は「おいちい」くらいの砕けまくった感じ。
- I’m full !
- 「お腹いっぱい。」最後に紹介しますが、ちょっとセクシーになっちゃう時もある。
食事のシーンを盛り上げる一言
食事デートの時には、会話を盛り上げて楽しく過ごしたいところですね。
そんな時に、話題を広げる一言を少しご紹介します。
- Where did you learn how to use Hashi (chopsticks)?
- 「どこでお箸の使い方を習ったの?」日本に来たら必須のお箸。英語でお箸は「Chopsticks」ですが、もはや「Hashi」も一般的なのでだいたい通じます。
- Have you ever eaten Natto?
- 「納豆食べたことある?」海外の人にとって難関の日本文化「納豆」。納豆好きを公言する外国人は故郷で変態扱いをされるほどの代物です。おいしいのにね。
- Can I have a bite?
- 「一口もらえる?」飲み物の時は「bite」の代わりに「sip」、どちらにも使えるのが「some」。逆に「一口たべる?」と進める時は「Do you want(a bite/a sip/some)」
- It’s taste like ~
- 「〜みたいな味がする」料理の味を表現する時に。「なんか変な味する」と言うときは「It’s taste funny/weird/strange」
- What Japanese food do you like?
- 「日本食は何が好き?」この答えをキッカケに、「じゃあ今度〇〇のお店に連れて行ってあげる」という時は「Well, I’ll take you to 〇〇food restaurant」と、次のデートにも誘っちゃいましょう。
単語の並びがバラバラになったり、接続詞をつけ忘れても構わないのでどんどん喋りましょう。異言語交流で大事なのは根気です!
「お手洗い」の表現に気をつけよう
デート中、「ちょっとお手洗いに行ってくるね」と伝えるとき、ついつい「Toilet」と言ってしまいがち。
しかし、日本語で軽く使う「トイレ行ってくる」をそのまま使うのは実はNGなのです。
別に間違っているわけではありませんが、英語の「Toilet」は日本語の感覚で訳すと「便所」。とっても下品になってしまうのです。
食事中に「ちょっくら便所行ってくら」なんて、特にデート中には絶対言えませんよね。
仲のいい友だち同士の間なんかでは「I’m goin’ to pee(ちょっとおしっこしてくるわ)」なんて言いますが、これも「男同士の雑な表現」といった感じです。
必ず覚えておきたいもっとも差し障りのない「お手洗い」の言い方はというと、「Restroom」。直訳で「休憩所」ですが、日本語の「お手洗い」という言葉の感覚にもっとも近いものです。
ほかには「Bathroom」もありますが、こちらはよく人の家でトイレを借りる時に言います。アメリカの家はたいていがユニットバスですからバスルームにトイレがあるため、そのように言い回します。
ただし、一番当たり障りのない言い方はというと
I’ll be right back.
になります。「すぐ戻るね」と言って席を立ちます。ここはアメリカ人でも、よっぽど空気が読めないわけでない限り察して貰えるでしょう。
「今夜は帰りたくない」を伝えるフレーズ
ここでちょっと大人の時間。
デートを重ねていい雰囲気になった時、または積極的に「One night stand(一夜の関係)」に臨みたいとき、使えるフレーズをご紹介しましょう。
- I wanna make love with you.
- ド直球の言い回し。「Make love」は「愛を確かめ合う」、すなわちセックスのこと。恋人同士で使いましょう。
- Do you wanna come to my home?
- 「うちに来ない?」という遠回しな言い方。
- Sttay with me untill the morning.
- 「朝まで一緒に居て。」ちょっとロマンチック。使いやすいかもしれません。
- Fuck me?
- 完全なる直球。豪速球です。クラブで夜遊びするときなどに使えるでしょうか。これも恋人同士で使う方が良し。
- Let’s Netflix and chill.
- 最新の言い回し。「家でNetflixでも観ながらのんびりしよう」というフレーズですが、まわりまわって定番のベッドへの誘い文句となっています。
まだまだいろんな種類の言い回しがありますし、日本語でいつも使っている言葉を自分なりに訳して使ってもいいでしょう。
また番外編ですが、よく聞く話ですが、性嗜好がストレートの人が、海外旅行で仲良くなった同性に「Do you trust me?」と聞かれて「Yes」と答えてしまうこと。
日本人は「友だち同士だから信じるのは当たり前」と思っていたら、上の文句は実はゲイセクシャルの暗黙の誘い文句のひとつであり、思いがけずベッドの誘いを承認してしまい、誤解させてしまったというパターンです。
これはゲイの世界の定番のセリフらしく、それを知らずに勘違いさせてしまったようです。欧米のLGBTQの認知度に比べて日本は後進国ですから、海外に赴く際はその世界について予習していったほうが、お互い無駄にショックを受けずに済むでしょう。
日本人の国民性をゴリ押ししたい時に使える曖昧なワード
アメリカ人は、全体的に日本人と比べると堂々と、はっきりとしています。
コミュニケーションもはっきり、きっぱり、わかりやすい話し方をします。
それと比較的、日本人の会話は「よそ行き」であるほど曖昧で分かりにくく、また仲良し同士でも逆に適当〜な言い回しを多く使用しますね。
喋り方をアメリカ人に合わせてみてもいいですが、話す言葉を変えたとしても自分の根っこを変える必要まではありません。自分がよく使う日本語の言い回しを、自分なりに英語に訳して使うこともできます。
アメリカ人に「何言ってんだこいつ」と思われても、自分は自分です。生まれ育った国は変わらないですから、英語に慣れたら自分の好きなように話をしてみましょう。
では、以下に「明日使える曖昧で適当な英語の言い回し」を紹介していきます。…なかには筆者のオリジナルも入っているので、正しく使えるかは自己責任でお願いいたします。
- ~~or something
- 「〜かなんか」。「I want to eat a sandwitch or something(サンドイッチかなんか食べたいな)」
- Kind of.
- 「Kind of~」で「〜のたぐい」、単体で「それなりにね」という回答に。
- Maybe or not.
- 「そうかもね、わかんないけど。」といった答えかた。超曖昧で相手をイラつかせるかも。
- Either’s Fine.
- 「どっちでもいいよ。」
- Whatever / Anything is fine
- 「なんでもいいよ。」ご飯何がいい?と聞いてこう答えられたらモヤっとします。
- I’m thinking about it.
- 「いま考えてるところ。」“アイムティンキンアバウリット”といったように、ダラっというのがコツ。先頭を「I’ll」にすると「考えとく」に。
- I’ll consider it / Sleep on it
- 「検討します。」決断を見送る時に。「Sleep on it」は直訳で「一晩寝かせとく」となり、漬け物みたいで面白い言い方ですね。
これらのような曖昧な言い回しは時にアメリカ人を怒らせますが、時には気にせずどんと構えるのもアリだと思います。国民性をゴリ押ししてゆるっといきましょう。
しかし筆者は上記の「検討しとく」を使ったら「Yes or no!?」と半ば脅迫されるように聞かれましたし、怒られやすいので仲のいい友だちにのみ使用し、ビジネスシーンでは避けた方がいいかもしれませんね。
番外編!英語で遊ぼう「That’s what she said」
アメリカでは英語のネイティブスピーカーはスラング(俗語)をよく使います。(特に悪口を言うときに)
英語を話し慣れないうちはスラングを使うべきではないかもしれませんが、一部、恋人どうしで使って楽しい、ちょっとセクシーな遊びをご紹介します。
それは、
That’ what she said
というフレーズ。直訳で「それ、彼女が言ってたよ」という意味になりますが、これをどんなときに使うかというと、
観光名所を見て「It’s so big!(すごく大きい!)」急に大雨が降ってきて「Oh I’m wet!(濡れちゃった!)」温泉に浸かって「Feel so good(超気持ちいい)」と相手が言ったとき。
…そう、これはすごくおバカな遊びなのです。相手が何の意図も無しに上記のようなセリフを言ったときにつかさず「That’s what she said!」と言ってなんでもセクシーなセリフにしてしまうのです。
仲のいい人同士の間だけでできると言えたものですが、特に男子にはとてもウケがいい遊びです。英語でおしゃべりをする機会があれば是非使ってみて、その場を盛り上げましょう。
外国人と付き合うことの夢と現実
今や都心部を歩く人のほぼ半数近くが外国人かもしれない、というほどに、日本に観光客や移住する人が増えてきました。
そうではなくても、日本人女性の中で「外国人と結婚して海外に住みたい!」と考えている人は昔から一定数いるようです。
特にアメリカ人と付き合うということがまるでステータスであるかのように考えている人もいますが、一旦落ち着いたほうが良いのではないか、と筆者は思います。
なぜなら、相手の人格や個性を無視して人と結婚生活を続けることは不可能に近いからです。「アメリカ人は陽気」だとか、人種や国籍によるアイデンティティーの型枠にはまりきる人はそうそういないからです。
国際的に「日本人は真面目で礼儀正しい」と言われていますが、不真面目な人も、礼儀のなっていない人もいますよね。そのように、シャイで根暗なアメリカ人もいるのです。
また、国際結婚とは茨の道です。結婚の手続きも複雑で時間を要しますし、目立ちたくないときに目立ったり、心無い噂をされることもあります。文化の違いからすれ違ってしまうこともあるでしょう。
それに、国際結婚カップルの半数が離婚すると言われているのが現実です。外国人との交際に憧れているとしても、気軽にできることではないということは明らかですよね。
言葉の意思疎通がスムーズに図ることができても、気があうこととは異なります。結局は、出会いは運と偶然によるところが大きいのかもしれません。
しかし、海外の人と話すことで自分の知らない世界を覗き込めるという部分はもちろんあります。外国人と付き合ってみたいというときは、まずは下心無しに、純粋な交流をしていけたらいいのではないでしょうか。
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