日本人女性がアメリカ人にモテるのは本当?「世界一女がモテる国」のウソとホント

日本人女性がアメリカ人にモテるのは本当?「世界一女がモテる国」のウソとホント

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こんな話を聞いたことがあるでしょうか。

「日本人女性は世界一モテる」

普段海外の人と関わる機会がない人にとっては眉唾かもしれません。しかし実際、アジア人女性はアメリカ人などの外国人から見ると、外見もストレートの黒髪が「オリエンタルで美しい」とされ、中でも日本人女性は内面も「奥ゆかしくて上品で献身的」ということで人気があるようです。

しかし、白人、黒人の顔立ちが整ったグラマラスな人たちよりも日本人が良いという理由は、どのようなものなのか気になりますよね。

日本に旅行したり移住する外国人も増える中、日本人女性とアメリカ人男性のカップルもそれなりに見かけるようになりました。筆者も、実際にアメリカ人男性と結婚を前提に国際恋愛をしている一人になります。

筆者のパートナーは「日本人の顔が世界で一番美しい」と言っていますが、ほかのアメリカ人はどう思っているのでしょうか。

筆者が海外旅行に行って一人で行動した際に、実際にモテりしたのかどうか、というお話も含め、これらの「日本人女性最強モテ伝説」の現実を紐解いていきます。

日本人女性は世界一モテるって本当?

日本の女性

日本人女性は海外でモテるという噂ですが、それは本当でしょうか。

答えとしては、実際には「世界一」というのは誇張かもしれませんが、モテるのはあながち間違いではないのです。

日本人女性の世界的なイメージはというと、良くも悪くも「かよわい」というところだと思われます。弱さがある分、可愛らしい印象を持たれているのかもしれません。

「日本人女性はモテる」という意見に反発する人もいるようですが、実際に日本人女性と結婚する外国人の方は一定数いますから、事実は確かにあるでしょう。

しかし、「ナメられている」という現実もあるかもしれません。日本人女性は特に白人男性と交際したいと思っている人も多く、それを利用して白人男性が日本人女性をナンパするという手口もあります。

また外国語という壁を利用して、英語力のない女性をターゲットに「英語教えてあげるから日本語教えて」という名目で誘う、というケースもあるでしょう。

海外でも特に欧米の男性はレディーファースト精神を知っていますから、そうではない日本人男性に慣れている日本人女性からすると、欧米の男性の紳士的なエスコートに簡単に落ちてしまう、ということも。そのことから、「日本人女性はチョロい」と思っている失礼な人もいるようです。

しかし、日本人女性と「付き合いたい!」よりも「結婚したい!」という声を外国人から聞くことは意外と頻繁です。遊び相手には物足りないけど、奥さんにするなら日本人が良い!という意見がよくあります。

では、実際に日本人女性のどこがモテるのか、人気の理由を考察してみましょう。

米国人男性に日本人女性に人気がある理由

国際的な日本人女性のイメージというと、「シャイ」「やさしい」「献身的」「可愛らしい」など、奥ゆかしい印象を持たれています。

美しい日本人女性を指す「大和撫子」の言葉のイメージは「可憐でも品があり、凛々しくもある」というものですが、たしかに日本人女性でモテるのは、愛嬌と自立心を兼ね備えたしっかり者のタイプだと思います。

いくら可愛らしくても、経済力を結婚相手に頼ろうとする思考だと、外見が綺麗でも結果的にモテないことになるケースは多いですね。そこはどの国でも同じことかもしれません。

アメリカ人男性にとっては、日本人女性の可愛らしさと、自立心などの強さがというギャップが響いているという効果はありそうです。

日本人女性とアメリカ人男性との結婚率は、意外にも年々下がっているとはいえ、平成28年の調査でも全体の6%ほど。少なくとも20組に1組はアメリカ人男性を夫にもつ婚姻であることがわかります。
参照:人口動態調査 結果の概要|厚生労働省

アメリカ人男性の好みはその「人種」に偏っていることが多く、金髪の白人が好き、ブルネットが好き、など、身体的特徴にこだわります。同じ人種同士のカップルが最も多いため、「日本人女性が好み」という人は、その中でも稀なケースかもしれません。

ただ、同じアジア人女性の中でも日本人女性は人気があるといえるでしょう。その理由とは、どのようなものなのでしょうか。

献身的で気がきくから

日本人の女の子はいわゆる「尽くすタイプ」というのが多いように見受けられます。

献身的な女性は、世界的に見ても珍しいものかもしれません。アメリカ人女性は、「ハッキリとして気が強い」という印象であり、日本人女性とはかなり異なっていると思います。もちろん、人の個性にもよりますから決定的ではありませんが、傾向としてそういうイメージがあるのはたしかです。

ですから、特にアメリカ人女性との交際に疲れたアメリカ人男性は、日本人女性と交際した時には、その細やかな優しさにとても感動することがあるそう。

日本人女性は、いまや家庭的で奥ゆかしい昭和的な良さというよりは、社会に出て男性と同じように働くことを目指すという動向になってきましたが、それでもアメリカ人の働く女性に比べたらとっても家庭的です。

料理や家事をこなしつつ仕事も両立させる女性というのは、アメリカでは意外と珍しいタイプです。どちらかというと、男性に尽くさせるという意識が強いのがアメリカ人女性の恋愛心理かもしれません。

ですから、献身的な恋人である日本人女性はとても好感度が高いようです。特に相手の両親には好まれるでしょう。

相手の胃袋を掴む料理スキル

日本は、食料自給率が低いとはいえ新鮮な野菜やさまざまな食材に恵まれて、また料理にとってもこだわりのある国です。

家庭料理の和食を始め、色々な国の食事にも興味津々で研究熱心です。国際的に見ても、家庭で、自国の国の料理以外にも様々な食事を作るというのはとても珍しいそう。

アメリカで、料理や家事のこなせる日本人女性と結婚すると生活が楽になり、「日本人女性と結婚すると堕落する」という噂もあるほど家庭的と評価されていますが、中でも手料理のスキルは特に歓迎されています。

ファストフードや脂っこい料理が多いアメリカですが、近年では日本食ブームや菜食文化もあり、野菜をおいしく料理できるとより喜ばれるでしょう。ヘルシーでかつ美味しい手食事をご馳走すれば、アメリカ人男性を落とすのは難しくないかもしれません。

逆に日本人男性がアメリカ人女性にモテない理由

平成28年の人口動態調査では、日本国内の国際結婚で、日本人女性とアメリカ人男性の婚姻件数が1,059件あるのに対し、日本人男性とアメリカ人女性の婚姻件数は246件 と、およそ5分の1の割合で日本人男性とのカップルが少ないようです。

データから単純に考えれば、男女では日本人女性がアメリカ人男性にモテている割合が高いことが伺えます。

なぜ日本人男性が比較的アメリカ人にモテないのか、というと、現代の日本人男性のイメージがアメリカ人女性の好みに合わないというところが大きいといえます。

まず、日本人男性はファッションの面ではオシャレで着飾った人が増えてきましたが、それが逆にウケが悪いようです。アメリカ人は「外見に気を使う男はみんなゲイセクシャルに見える」という風評があり、そのせいでオシャレな日本人男性もゲイに見えてしまい、恋愛対象から外れてしまうようです。

そしてファッションに無頓着だとしても、肉体を鍛えていないとなかなかアメリカ人女性にはモテないようです。ガワ(服装)より本体のほうをよく見ているのかもしれません。

また、レディーファーストのようなエスコートをすることに慣れていないという点もあるでしょう。欧米でそのような意識の高い男性は、デートした時にどんなことでも相手に対して細かく気を使います。ドアを開けてあげる、食事の時に座る椅子を引いてあげる、荷物を持ってあげる、などなど。

そういった、好きな女性に対する気遣いがなければ、モテないのは当然といえるかもしれません。

あとは、「体型に気を使ってない」「ハッキリと自分の意見を言わない」「性生活に積極的じゃない」など、色々な面から日本人男性が嫌煙される傾向にあるようです。

もちろん、人によっては、また相性によっては外国人にモテるタイプの日本人男性もいるでしょう。ただ、これらの日本人男性の悪印象は、とある昔のイメージとのギャップが起因しているのかもしれません。

黒澤映画のような侍男子がいい?

日本の文化に興味をもつアメリカ人は、時代劇や黒澤明監督映画などを観て、まだ現代の日本もそのような「古き良き日本」であるという印象を持っているようです。

戦後まもなくの日本男児は「亭主関白」といわれるような、とても硬派なイメージがありますよね。現代の日本人男性がモテない理由の一つに、このような硬派な「侍」イメージとのギャップというものが考えられます。

辛辣なようですが、海外において知られている日本語の中で現代の日本人男性を表す言葉は「サムライ」ではなく「ヘンタイ」であるという意見もあります。不自然なほどに自分より年下の女性を好むという傾向も、「ヘンタイ」と言われる所以かもしれません。

また、アメリカ人に関わらず多くの外国人女性は「背が高く筋肉質」なマニッシュな男性像を好みますから、現代の「中性的でやさしい」日本人男性は好まれないのでしょう。

アメリカ人女性と交際したいと考えている男性は、毎日ワークアウトで体を鍛え、レディーファースト精神を身につけることですぐにほかの男性と差がつけられるので、モテようと思えばこれらを実行するだけですぐに結果が出るような気がします。

アメリカ人女性と日本人女性の違い

強気なアメリカ人女性

アメリカをはじめとする欧米人の女性は、「自己主張が強くわがまま」であるというステレオタイプがあり、恋人やパートナーに対して少しでも不満を感じるとすぐに「Argue(言い合う、議論する)」するといいます。

そのような文化では、男性側が付き合う女性を「お姫様扱い」することが当然のようです。

比べて日本人女性は、あまり女性としてエスコートされることに慣れている人は少ないと思われます。昔は淑女は「夫の後ろを三歩下がって歩く」と言われるように、男性に対して尽くすということを当たり前のように捉えられていた名残があるためかもしれません。

また、アメリカ人女性は日本人女性と違って「女性としての自分の権利の主張」というものをよく考えています。男性と対等に扱わないと許さない、といったエネルギーがあり、よって自己主張も強いです。

そして、アメリカではセクシュアリティ、性自認についても日本と違って先進的で、より自分の望みと向き合える環境でもありますから、たとえ同性愛者でも恋愛対象を隠すこともそれほどありません。州など場所の環境にもよりますが、より自分の自由に恋愛をしている印象があります。

外見だけではなく知性も性的魅力にプラスと捉えるアメリカの恋愛観ですが、ここでアメリカ人と日本人の女性の恋愛事情の違いというものを考え、そこでどのように日本人女性にはモテる強みというものがあるのかを捉えてみましょう。

アメリカのパワーウーマンに男子はたじたじ

アメリカ人女性はとにかく強気です。その人の個性や地域にもよりますが、北部を中心としてアメリカの社会全体的に、女性が意見する強さがあります。

徐々に日本も改善されてきましたが、アメリカの女性のパワーは日本の女性の社会進出とはケタ違いかもしれません。

とにかく自分が不当な扱いをされると黙っていません。痴漢なんて以ての外で、体に触れるだけで暴行扱いとなるほか、セクハラ問題や賃金の格差など、あらゆる女性に関する不合理にしっかりと声をあげる人たちです。

この件に関しては日本人女性としても見習いたいところですね。

さて、恋愛においてですが、アメリカ人女性はとても甘え上手で、彼氏やパートナーにと自分の欲求をストレートに伝えます。

髪を切った後やメイクをして普段より可愛く綺麗にしている時に相手が気づかなければ、「どうして褒めないの!」と喧嘩なることもあるようです。

父親や恋人からはお姫様扱いをされることが当たり前な風潮があるので、アメリカ人女性らしい女性を恋人に持つ男性は、特に付き合いたての頃には必死に、全力で彼女のご機嫌を取ります。

比較して、日本人女性はレディーファーストを受けることが少ないので、アメリカ人男性のちょっとした頑張りでもとても感動するかもしれません。そういったバランスとしては、日本人女性とアメリカ人男性は相性がいいのかもしれませんね。

アメリカ人女性は尽くさないのが基本

アメリカ人女性の多くは、恋人が自分に尽くすことが当たり前と考えるため、逆に相手に何かしてあげることは特にありません。

強いて言うなら「付き合ってあげている」という意識でしょうか。日本人女性のように、彼氏にお弁当を作ったり、クッキーを焼いたり、世話を焼いてあげることはまずレアだと思っていいでしょう。

ある意味では、日本人女性より恋愛上手かもしれませんが、尽くすより尽くされる方がアドバンテージがあるとは限らないため、これもケースバイケースかもしれません。それでも、日本人女性は恋愛の仕方をアメリカ人女性に見習いたいところです。

ただ、相手に尽くさせるとはいえ、金銭的に相手に頼ることがよしとされるわけではないのです。むしろ自立心のある女性が尊敬されモテます。つまりは、「崇拝する価値のある女性」がアメリカ人男性の好み的には最高のパートナーといえるのです。

しかし、誰に対してもいえることですが、自分ができないことを他人に過剰に求めることはマナーとして間違っていると思われます。

彼氏に尽くされることを期待しすぎて関係が壊れて恋人関係を解消してしまう、というケースをアメリカでよく見ましたから、いくらレディーファーストとはいえ、少なくとも相手の尊厳も考え、彼氏には優しくしてあげるべきでしょう。

日本人女性とアメリカ人女性のファッション

日本人女性とアメリカ人女性の間では、ファッションに対する意識に差があります。

アメリカは「セックス大国」と言われることもあるように、恋人やパートナーとの触れ合いに積極的です。

また、特に夏のシーズンには女性もセックスアピールを含め露出度の高いファッションをします。

ただし、欧米では女性の権利について先進的であり、痴漢や覗きのような「女性をモノとして見る」行為に対する国民全体の意識が大変厳しいため、一部では女性の露出を性の対象ではなく「尊敬するべき美しいもの」のように見なします。

初対面の女性を露出度の高いファッションだからといっていやらしい目つきで見たり、その服装について言及するのはマナー違反なのです。日本とは大きく異なる部分と言えるでしょう。

日本の女性はたとえセクシーなファッションをしたくても、周りの目線を集めたくないために我慢することがあるかもしれません。そのため、比較的日本人女性はおとなしい、おしとやかなファッションをする傾向にあります。

ただし、日常的にオシャレをする頻度は日本人の方が多いかもしれません。アメリカ人はTPOに合わせて服装を変えるので、デートやパーティーでもないかぎりは普段着はTシャツ、に短パンやジーンズの人がほとんどです。

とにかく、どのようなファッションをしたいかは、自分で自由に決めたいものですね。

アメリカ人女性のセクシュアリティ

ヘテロセクシュアル、異性愛者のアメリカ人女性は、恋愛対象としては特に男性的な人を好みます。

アメリカをはじめとして、欧米では体格が大きく、筋肉質でヒゲの似合うような、いわばスポーツ選手のような男性がモテます。そして、そのような好みはセックスの良し悪しに直結しているのです。

このような話を聞いて「アメリカ人はすぐにヤらせてくれる」と勘違いする人もいますが、恋愛とセックスの関係を重要視しているだけであり、基本的にはアメリカ人女性はすこしも興味のない人に対しては口も利いてくれません。

また、筆者の見立てでは、セックスの相性が良くなければ、どれだけ気があう相手でも恋人関係が解消されるまでの決断が早いです。アメリカ人女性は日本人女性に比べてセックスに積極的で、情熱的です。

また「恥ずかしい」という日本人特有のフェチズムもなく、自分からガツガツいくというタイプの人が多かった気がします。

日本人女性を好むアメリカ人男性は、日本人のセックスに対する「奥ゆかしさ」にも好感が持てるという人も多いので、たとえアメリカ人と交際したいと思っても自分の性的嗜好をあえて変えないでも良いのではないでしょうか。

筆者が実際にアメリカに行った時にはモテたのか

空港で呆然

ここで、筆者がアメリカ旅行をした際に、現地のアメリカ人からはモテたのか?ナンパはされたのか?という話をノンフィクションでお届けしていきます。

筆者はワシントン州にアメリカ人の婚約者が住んでおり、2018年現在も東京−シアトル間で遠距離恋愛中になります。その中で、相手の住むシアトルを尋ね、2ヶ月弱ほど暮らしました。

筆者はその彼と行動をしていたので、ナンパをされるとしたら一人で行動していた数日しかありませんが、相手の方から話しかけてきたケースから、「これはナンパだったのかどうか」ということを検証してみます。

アートフェアで出会った人たち

シアトルとは、アメリカの西海岸の最北にあるワシントン州の一都市です。

私が旅行に行った当時、シアトルでは「Seattle Art Fair」というアートの祭典が開かれていました。

フェアの初日は、オープニングパーティーとしてイベントが催されるので、出店者や来場者、コレクターもみんなドレスアップします。私も気合を入れて、薄手のドレスでばっちりキメて行きました。(アメリカで着ても普通だけど日本で着たら破廉恥と言われるタイプのもの)

ダイエットが成功して一番痩せていた時期で、またデコルテの露出したドレスで緊張感も加わり、いつもより女としての意識が高く自信を持てたように思います。

そのような場でちょっとした社交のようなものがあったので、レポートいたします。

アーティストに名刺を渡される

所用のあった婚約者と別行動をして友人に会場を案内してもらっていた時に、一人のアーティストを紹介されました。

作品について色々話を聞いていると、「連絡してね」と名刺を渡されました。

後日、挨拶程度ですがその人にメールを送ったところ、「シアトルに滞在している間、アトリエに遊びに来ない?」とお誘いが。

アーティストのアトリエには行こうと思っていける訳でもありませんし、ぜひ見に行きたいと思って返信の文章を考えていると、婚約者に見つかり猛烈に嫉妬され機嫌を損ねることに。

「君はもうちょっと状況を考えた方がいい」と言われ怒られましたが、私はそのアーティストには「婚約者の家に泊まっている」と言ってあったので、特にお互い恋愛対象として意識しているとは思っていなかったのです。

結局、このケンカも解決したのですが、そのアーティストのアトリエには行けずじまいでした。ですから、相手がどんな意図で誘ったのかも最終的には分からないままです。

ロマンスグレーのオジサマと同席

婚約者とランチをとろうと、ブッフェ形式の食事をそれぞれ選び、彼が自分の皿に限界まで大盛りにしようとしている中、私が先に席を探しに行きました。

立ち飲みの高いテーブルしかなかったので、そこに立って食事をつまみつつワインを飲んでいたら、「同席してもいいかな?」と初老の男性に声をかけられました。

他に空いている席もテーブルも見当たらなかったので、快くオーケーし、つかの間食事をご一緒することに。見るからにお金持ちのミドルといった感じで、その方全体から育ちの良さと威厳のオーラのようなものを感じました。

なんでも娘さんがアーティストとして出展しているため、見にきたのだとか。私も日本から来たことなど、色々とお話ししていたところ、彼が食事を取り終わってこちらに来ました。

そのおじさまに彼のことを「婚約者です」と紹介すると、何か微妙な空気になってしまいました。何か興味を無くした様子で、「仕方なくするだけの社交辞令の会話」のような感じで淡々と会話をし、足早に別のテーブルを探しに消えていってしまいました。

アメリカでは恋愛対象として同じ年頃の人を探すことが常識らしく、たとえ社会人同士だとしても、日本人のように不自然なほど年の離れた相手を恋愛対象にすることはありません。

…と思っていたのですが。あのオジサマがどのような気持ちで話しかけてきたのかは筆者にも謎です。

ただ、高所得層の男性相手だと、資産目当てに若い女の子群がることも多いそう。あの妻子持ちのナイスミドルなリッチなオジサマにも若い愛人がいないとは限らない…かも。

市場のバーで飲んでいた時

シーンは変わり、シアトル滞在も終わりに近づいた頃。婚約者が仕事に行っている間に、これまで行けてなかった観光地を回ろうと、ベルタウンからパイクプレイスマーケット、ウォーターフロント公園まで、しばらく歩いて回りました。

シアトルは、野球のシアトル・マリナーズにイチロー選手が所属していたため、日本人に対して良いイメージを持たれている都市です。

しかし、街中を歩いても、特にホームレス以外にナンパなどで声をかけられるということはありません。筆者のルックス偏差値のためかもしれませんが、アメリカ人同士でも路上でナンパをすることは全く見かけなかったので、アメリカ、少なくともシアトルでは無いのではないかと思います。

ただ、歩き疲れてパイクマーケットのビアバーのようなところに入り、一人で飲んでいると、同じように一人で飲んでいる男性とよく目があったり、微笑んでくれたりします。

カウンター席の端で、隣がカップルだったためそれ以外に何もありませんでしたが、もしアメリカでナンパをされたいと思っているなら一人か女性2、3人で飲みに行けばいいのではないでしょうか。

目があったら微笑んだり、軽く挨拶するのはほんの社交辞令ですが、相手から話しかけてきて会話が続いたなら、ナンパとみなしていいと思われます。

スターバックスの店員さん

ほろ酔いでパイクマーケットから帰路につく途中、トイレに行きたくなったのですが、アメリカは日本と違って公共トイレは無く、コンビニもあまりありません。

ですから、トイレを借りようとするとスターバックスなどのカフェが頼りです。しかし、犯罪防止のためか、スーパーマーケットのような場所でさえ、タダでトイレを貸してくれる場所はそれほど無いのです。

カフェならなにかを注文したら、トイレに行きたい場合、店員さんがその鍵を貸してくれます。

私もスターバックスでトイレを借りようと思い、ひとまずミネラルウォーターを購入しました。それから「Can I use the restroom?」と聞こうと思ったその時。

「そのネックレスいいね」と男の店員さんが褒めてくれました。そこから世間話が始まります。

大体のカフェでは、チップ制があってもそうでなくても、店員さんと軽く挨拶をしたり、話すこともあります。しかし、世間話をしばらくするとなると、常連でも無いかぎりはなかなかありません。

しかし、その店員さんはすごく話しかけてきます。旅行者なの?どこから来たの?日本!へーいいね。日本には行ったことないけどいつか行ってみたい云々かんぬん…。

私は会話を楽しむよりトイレに行きたかったのです。こちらが英語が流暢じゃないアジア人だと分かると素っ気ない態度をとる人も中にはいたので、積極的に話しかけてくれる人の存在には嬉しかったのですが、なかなかピンチだったので、その場は早めに切り抜けてしまいました。

もちろん、その会話がナンパ目的だったとは思えません。しかし、アメリカ人男性はみんなとても優しいな、という印象があります。女性の態度はなかなか露骨なことが多いですが(もちろん気が利いて優しい人もいます)、男性はとても親切でした。

やはり、レディーファースト精神がアメリカ人男性をそうさせているのではないかと思います。

モテたかったらフリーの状態で行くべし(あたりまえ)

以上、筆者の体験したモテ経験はこんなものです。

婚約者のいる分際で別の男性になびくことはもちろんできませんから、目があっても話しかけられても、異性としてみられているような意識を感じたらすぐに場所を移動したりしていました。

ですから、本当に日本人の自分がアメリカ人にモテるのかどうか検証するためには、独身で彼氏もいないフリーの状態で渡米するに限ります。

筆者の結婚相手はアメリカ人男性ですが、ちなみに彼がなぜ私に引かれたかというと、一目惚れだそうです。

もともとアジア人フェチだったというわけでもないらしいですが、まず見た目が気に入ったと言っています。アメリカ人に最も多い白人女性も美しいですが、日本人にはまたそのような女性とは違った魅力を感じたようです。

このように、もともとは白人女性と交際してきたアメリカ人男性が、日本旅行で突然日本人女性が好みになるということもあります。そして、ある程度私が家庭的であるということが感動ものだったそう。

一緒に食べるための夕食を作ったり、その残り物をお弁当に詰めるだけで「君はなんてやさしい彼女なんだ!」と涙目になるほど喜ばれたことがあります。どれだけ今までの恋愛で苦労したんだ、という感じですが、女性から男性にちょっとなにかをしてあげるだけでも特別なようです。

紳士なアメリカ人男性

アンニュイな外国人

アメリカ人はとてもコミュニケーション上手ですが、中でも男性は紳士的に振る舞うよう教育されていることがあり恋人や奥さんの尻に敷かれるタイプが多く、とても親切で優しい方が多い印象です。

基本的なマナーとして、女性に対して対等以上に丁寧に接します。セクハラパワハラ問題が無いというわけでは残念ながらありませんが、それでも日本と比べたらずっと女性が自由でいられる国だといえます。

そもそもが、男女問わず「意見は口に出す」方針のアメリカです。家族同士もよく話し合いをしています。

恋人同士の間でもそうです。しかし、紳士的なアメリカ人は男性側が優位に立とうとしたり、女性を乏したような発言をすると、早い話が干されます。アメリカ人の彼女もかなり言い返しますし、周りの人の評価も地に落ちます。

女性に対して痴漢や暴力を振るってそれが人に知れると、世間に戻れなくなるほど厳しい目線にさらされることになります。アメリカでは、性犯罪や女性蔑視を世間体全体が忌み嫌うのです。

男女ともにアメリカ人をすこし見習うべきかもしれない

一方で、日本は「性差別大国」と言われるほど、男尊女卑の精神が未だに根付いています。

「女性が男性に無償で尽くすのが当たり前」といったような、一見信じられないような思想を持っているひとも少なくない現状です。

近年、そのような日本の実態が世界的に明るみに出たことで、残念なことに日本人男性全体の評価は下がる一方。

もちろん、紳士的で常識的で人に親切な日本人男性もたくさんいますから、そのような男性からしても性差別的な人物は迷惑千万なはず。社会全体がこのような不協和音に対して疑問をぶつけないと行けないのかもしれません。

もちろん、日本人女性も一部で性差別をするような男性を許容するような節があります。「おしとやかで自分の意見のない従順な女性」が性差別社会では好まれるということもありますが、それに沿う必要は全くないのです。

男性と女性がお互い対等な立場にするということは、社会の制度を変えるだけでは成り立たず、一人ひとりの意識の問題というものが強固な壁となってくることでしょう。せめて恋人同士だけでも、お互いに礼節のある付き合いになっていくことをお祈りしております。

「モテる」ということは何を指すのか(まとめ)

「モテる」ということを考えていると、「モテ」とは一体何か、とゲシュタルト崩壊のようなものが起こってきます。

もちろん、異性にとって恋愛対象として候補になるということですが、「恋人としては良くても結婚したくはない」という心理もありますよね。

恋人にはしたい、ということは「肉体関係を持ちたいから」という理由が登ってきますが、「結婚してずっと一緒に暮らしたい」という意識になると、知性やセンス、人間としての思慮深さなど、内面の長所が見えなければそうはならないはずです。

「従順」と言われてしまうタイプの日本人女性の多くは、外見を美しく保って振る舞いを控えめにするだけで多くの日本人男性に好かれますが、浮気されたり振り回されたりポイ捨てされたりと、悲惨な目に合うこともしばしばではないでしょうか。

もちろんそういったひどい扱いを受けるのは女性ばかりではなく、男性もこっぴどく振られるようなこともたくさんあると思います。ただなにが言えるのかというと、どこの国人が相手でも、自立心がなければ人生がうまく回らないということ。

外見上だけでモテたところで、最終的にハッピーには繋がるわけではないのです。特にアメリカ人男性は美しいだけではなく芯のある女性を好みますから、アメリカ人にモテたいと思う人は特に、自分の自立心について、改めて見つめ直してみましょう。

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