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英語は「世界の公用語」とも言われるくらい重要な言語であり、グローバル化が進んでいる昨今では英語系資格の価値がグングン高まり続けています。その結果、
- 学校などへの進学
- 外資系企業への就職・転職
- 社内での昇進
以上のような人生のターニングポイントでも英語資格の有無が大きな差を生み、この傾向は今後どんどん進んでいくことは明らかですよね。こんな状況だからこそ、
「持っておいた方がいい英語の資格とかあるかな?」
と思う人が非常に増えてきているのです!
そこでこの記事では、たくさんある英語系資格の中から「持っておいた方がいいかも」という資格を厳選して紹介しています。進学やビジネスに役立つものばかりですから、気になる方はぜひチェックしてみてください!
「英語資格」の注目度は年々高まっている!
冒頭の部分でもお伝えした通り、英語資格の注目度・重要度は年々高まり続けています。時代が進むにつれて世界がどんどん「スモール化」していき、今では世界中の人たちとリアルタイムでいつでもコミュニケーションが取れる時代ですからね。
そりゃ、「共通の言語」なるものがないと色々不便ですし、だからこそ世界中で最もポピュラーな英語の価値が高まっているのです。そして、この流れは日本においても同様で、
「英語を話せる・使える」
ということを客観的に証明できる材料として、英語系の資格を取りたいと思う人が増えているというのが実情としてあります。
「とりあえず英検取っとけ」←これ、もう古いですから!
一方で、「英語系資格」と言われても、パッと選択肢が頭に浮かび上がってくる人がそれほど多くないのもまた事実です。この辺りは極東の島国というお国柄、英語を話さなくても十分生きていける環境にあるからこそだとは思いますが、
しかし、
「とりあえず英検でも取っておけばいいんでしょ?」
と思った方、ちょっと時代に取り残されているかもしれませんね・・。
目的に合致した資格取得が重要
確かに、日本英語検定、通称「英検」の日本国内における知名度が高いのは事実です。実際、特に高等教育までの教育現場では、未だ絶大な力を持っていますからね。
しかしながら、大学進学・就職・ビジネスの場では、ハッキリ言って英検の力はそれほど強くないのです。
って言っても、
「お、すごいね」
程度にしか思われず、それが直接ビジネスの役に立つかと言われれば、必ずしもそうではないのですね。
一方で、
私、TOEIC900点です!
って言うと、
「ほぉ〜、是非ウチで雇いたいな」
って言われたりします。いや、さすがにここまで単純ではないですけど、今の時代の英語力の価値は本当に高いので、国内ビジネスに強い英語資格である「TOEIC(トーイック)」なんかは絶大な力を発揮してくれちゃうのですね。
したがって、今の時代の英語資格において重要なのは、「とりあえず」という姿勢で受験することではなく、自分の目的に合致した資格取得を行うことこそが重要だと言えます。ビジネスシーンで活躍するために英検一級を取ろうとするよりは、同じ勉強量でTOEICを勉強した方が遥かに効率的ですからね。
一方で、英語教員になりたかったら英検の取得が好ましい・・といった具合に、人によって取得が推奨される資格が変わってくることを覚えておきましょう。
「進学・留学・就職・転職・翻訳」あなたの目的はどれ?
というわけで、英語関連の資格を取得する上で、自分の目的、ニーズをまずハッキリさせておくことは絶対に必要なことになります。具体的に目的をあげていくと、主に以下の3パターンがありますかね。
- 学業
- 進学・留学
- ビジネス
- 就職・転職・昇進・転勤・翻訳
- 生活
- 移住・学習・趣味
今思いつくものをパッとリストアップしてみましたが、皆さんの目的に合致するものはあるでしょうか?
次の章で紹介している英語資格では、以上のどの目的、ニーズにマッチしている資格なのかをしっかり解説しているので、自分のこれからの人生にピッタリな英語資格をチェックしていきましょう!
目的がなくても全然オッケー!
ただ一点伝えておきたいのは、学業とかビジネスとか、特に大それた目的がなくて、
- 自分の成長のため
- 将来のため
- 英語喋れたらなんかカッコいい
こういった漠然とした目的のために資格を取得しようとすることも全然いいと思いますよ!実はこの記事の筆者は、幼い頃から空港周辺で育った「空港っ子」なんですよ。しかも父親が空港関係で働いていたということで、幼い頃から空港を見て育ってきました。
この経験から1つ言えることは、
英語の資格を持ってたり喋れたりするだけで、仕事なんで無限にある
ということですね。日本は世界中の先進国のどこよりも英語教育がずさんというか、英語圏の人から見れば
「何やってんだあいつら・・」
っていう英語教育をしている楽しいお国なので、英語を仕事レベルに使用できる人って本当に貴重なんですよ。今じゃ日本の英語力の低さは「国難」とも言われているレベルで、深刻な問題として捉えられていますからね。
出典:リーダー層も苦手……日本の英語力不足はもはや「国難」だ – Newsweek日本版
ではどうしてこんな状態になるまで英語教育が見直されなかったかというと、英語が話せなくても特段困ることがなかったからなんですね。英語圏から離れていて、かつ大陸からも切り離されているので、独自の文化や言語だけでなんとかなるような社会になっていたというわけです。
しかし、今は「地球全体が仕事場」のグローバル社会ですから、どんな企業でも海外に何らかの繋がりがあることがほとんど。したがって、日本企業は
「英語に強い人材が欲しいんだけど、なかなか取れない」
っていうジレンマに陥っています。もう言いたいことはわかりましたよね?
要するに、特にこれといった目的がないものの、英語資格を取得しておくことで、これからの時代を生きていく上での「最強の保険」になるというわけです。英語ができるだけで圧倒的な人材としての魅力を得ることができますから、将来のため・自分の成長のために資格を取得しておくことは、非常に合理的かつ効率的なことであり、積極的にチャレンジすべきだと筆者は主張させていただきます!
仕事・進学に役に立つおすすめ英語資格
さて、英語資格を選んだり受験する上で重要なことをザッとお伝えしたところで、ここからはこの記事のテーマである「人生の役に立つ英語資格」を順番に解説していこうと思います。
なお、各資格では以下のような表で、概要だけをザッと確認することが出来るようにしています。皆さんの想像の2倍くらいは資格数があるので、この表を参考に自分の資格にマッチしたものだけを重点的にチェックしてみるのも良いかもしれません。
資格名 | 資格の名前。リンクになっているので、気になる場合は公式サイトに飛べます。 |
---|---|
マッチする目的 | 進学、就職・・など「どんな目的にマッチする資格なのか」 |
受験料 | 受験する場合の金額 |
受験可能頻度 | どのくらいの頻度で受験可能か |
では、早速英語関連の資格を見ていきましょう!
日本英語検定
資格名 | 日本英語検定 |
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マッチする目的 | 進学/一部の就職/学習/趣味 |
受験料 | 1級:8,400円 準1級:6,900円 2級:5,800円 |
検定開催頻度 | 年に3回 |
一番最初に紹介する資格が、日本英語検定協会が実施する日本英語検定、通称「英検」になります。こちらの検定はバックに文部科学省がついているということで、日本国内の教育段階において非常に重要視される資格となっていることは、皆さんも知っての通り。
したがって、
「高等教育までの進学には非常に有利に働く」
というわかりやすい特徴があります。一方で、大学教育以後はこのあと紹介するTOEICやTOEFLといった資格に主役を取られているため、
とりあえず英検取っとけば大丈夫だから!
なんて決まり文句は、今の時代では残念ながら通用しないのが実情。しかし、英語教師の採用試験なんかでは絶大な力は未だ健在なので、人によっては魅力的に映るかもしれません。
また、英検は一度取ってしまえば生涯に渡って通用する検定なので、2年でスコアの期限が切れるTOEICなどと比べると大きなメリットだと言えるでしょう。
学習・趣味にはピッタリ
また、進学やビジネスなどは一旦置いておいて、単に学習したり、趣味の範囲で受験することに関しては、かなりおすすめできる資格だと言えます。
というのも、英検は現在最もポピュラーな資格である
- TOEIC
- TOEFL
といった資格のように、初心者も上級者も同じ問題を解くわけではなく、
- 5級
- 4級
- 3級
- 準2級
- 2級
- 準1級
- 1級
このような具合に段階ごとに試験内容が異なっているからです。いわゆる「レベル別」ってやつですが、このように段階的になっていれば、まるで階段を登っていくようなイメージで少しずつ上達していくことができますし、基礎から応用まで着実に固めていくことが可能。
しかも、国内でメジャーな資格ということで、参考書や問題集、ノウハウなどの蓄積量は、他の資格とは比べ物になりません。したがって、
TOEICやTOEFLほどの”資格としての力”は限定的だが、だからといって価値のない資格ではない
ということを覚えておきましょう!
TOEIC・TOEFLは初心者でも問答無用で同じ問題を解かされる。まるで小学生に大学受験をさせているようなものなので、学習という点ではあまりおすすめできないのが本音だ。
TOEIC
引用:TOEIC®️Programとは – TOEIC公式サイト
資格名 | TOEIC |
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マッチする目的 | 進学/ビジネス全般/移住 |
受験料 | 5,725円 |
検定開催頻度 | 年10回 |
続いて紹介するのが、TOEIC(トーイック)という英語試験です。TOEICはもともと、アメリカの「教育試験サービス(ETS)」が行なっている
「英語を母語としない人間を対象にした」
試験であり、世界中で通用するような英語のコミュニケーション能力を検定することを目的としています。最近になって爆発的に普及した印象がありますが、その歴史は古く、第一回のテストは1979年に行われた「英語検定の老舗」とも言える存在なのですね。
テスト形式はリスニングとリーディングの2つに分けられていて、全体的に「英語によるコミュニケーション」に重点を置いているのが特徴的。よって、言語としての英語ではなく、あくまで「コミュニケーションとしての英語」に特化して検定するのが、TOEICだけの特色と言えます。
また、英検のように級別に受ける試験が異なるわけではなく、全員が同じ試験を受験し、10点〜990点までのスコアで点数化。おおよそですが、「600点」を超えた辺りから履歴書に書き始めることが可能で、750点以上のスコアがあれば就職においてかなり有利に働きますよ!
TOEICの評価は試験自体の素点をそのままスコア化する「絶対評価」を採用しておらず、代わりに統計的な手法によりスコアを決めている。
この評価方法により、各試験の間の難易度を考慮した上でのスコアが算出できるため、受験者にとってより公平な試験になるように努力しているのだ。
ビジネス関連にとにかく強い
TOEICが役に立つシーンはどういったものかと言うと、平たく言えば「日本のビジネスシーン」においては最強と言ってもいいレベルで通用します。たった今解説したように、TOEICは「コミュニケーションとしての英語」に特化しているため、
「とにかく英語が話せる人材が欲しい」
という企業側のニーズと合致するのですね。「進路教育に熱を入れている大学のほとんどは、TOEIC指導を講義の一環として取り入れている」と言えば、どれだけ就職戦線で役に立つ資格かが分かると思います。筆者も大学時代は講義として週に2回受けさせられましたし。
したがって、
- 就職
- 転職
- 昇進
- 転勤
といった目的で英語関連の資格、試験を受験しようとしているなら、まずTOEICを受けていれば間違いありません。参考書や問題集、ノウハウも英検並みに潤沢ですから、勉強のしやすさもピカイチです!ビジネス関連で自分を磨きたい場合、転職を考えている場合は、早めにTOEICの対策を始めることをお勧めしますよ!
しかしながら、
「TOEICは日本人と韓国人専用試験」
なんて揶揄されていることからも分かる通り、「国際的に通用する資格か?」と言われれば、自信を持ってYesとは言えないのが難しいところ。まあ日本国内では最強ですから、高いスコアを取って損することはないのでご安心を!
以上のように、TOEICは「コミュニケーション」にとにかく特化した試験です。しかしながら、TOEICのスコアと会話力は必ず比例するとは限らないので、並行してスピーキングにも力を入れたいところですね。
TOEFL
資格名 | TOEFL |
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マッチする目的 | 進学/留学/一部の就職 |
受験料 | US$235 |
検定開催頻度 | 月に複数回 |
TOEICの次は「TOEFL(トーフル)」という英語試験をご紹介します。こちらの試験は、先ほど紹介したTOEICと同様にアメリカの「教育試験サービス(ETS)」が実施している試験であり、TOEICとの違いは以下の通りです。
- TOEIC
- コミュニケーションとしての英語にフォーカスしている
- TOEFL
- 学術的に用いる言語としての英語にフォーカスしている
TOEICは先ほども解説したように、あくまで「コミュニケーションとしての英語力」を試験するものでしたが、TOEFLは大学や研究機関などで通用する「学術的な英語」を検定するものなのですね。日常会話や簡単な意思の疎通ではなく、より専門的で学術的な英語の使い方をテストする・・って感じです。
よって、試験問題も英語関連資格の中では極めて特殊で、普段の生活ではまず使わないような専門単語が出題されることから、受験する人間の多くは「留学」を見据えていることが多いのが特徴的ですね。TOEFLは特にアメリカやカナダなど、北米系の大学に強く、留学生として北米系大学に行きたいなら必須とも言える存在です。
受験するハードルが高く、一般受けはあまりしない
ここまでの説明で大体分かったと思いますが、TOEFLは極めてAcademic(学術的)な試験であるため、一般受けはあまりしないのが正直なところです。受験料もアメリカドルで235$ですから、日本円にすると25,000円は普通に超えてきますね。
これはTOEICのおよそ4倍の金額ですから、「とりあえず受けてみる」が通用しないのもネック。ビジネスや今後のためを考えるなら、素直にTOEICの受験をおすすめしますよ!
一方で、北米系の大学は日本人留学生からすれば、是が非でも進学したい場所ですから、そういう想いをお持ちの方はガッツリ力を入れる必要があります。また、研究機関などでも採用の参考にしている場合もあるので、学術的な分野で活躍したい場合にも、受験をおすすめできますよ!
筆者は生物系大学院に在籍していましたが、先輩の中にもカリフォルニアの大学に行きたいと言ってTOEFLを勉強している人がいらっしゃいました。しかし、20,000円を普通に超えてくる受験料は、学生にとってなかなか厳しいものがあるぜ・・。
IELTS
資格名 | IELTS |
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マッチする目的 | 留学/移住 |
受験料 | 25,380円 |
検定開催頻度 | 東京:毎週 地方:月に数回 |
次に紹介するのが、こちらの「IELTS(アイエルツ)」という試験になります。
こちらの試験も、先ほど紹介した「TOEFL」と似たようなイメージで、ビジネスというよりは学術的な側面が強い試験です。その証拠に、
- イギリス
- カナダ
- オセアニア
の高等教育機関では英語試験として用いられていて、近年ではアメリカでもTOEFLの代わりとして入学試験に用いている大学が急増しています。また、これらの国への移住申請のテストにも用いられているため、留学や移住目的として受験する方が非常に多いです。
試験の種類は以下の2種類。
- アカデミック・モジュール
- 英語で授業を行う大学に入学できるレベルにあるかを検定
- ジェネラル・トレーニング・モジュール
- 英語圏での学業以外の研修、オーストラリア・カナダ・ニュージーランドへの移住申請に必要な検定
名前の通り、英語圏大学への入学に用いたいなら「アカデミック・モジュール」を、オーストラリア・カナダ・ニュージーランドへの移住を考えているならば「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の受験を受けましょう。
個人的な印象としては、今までTOEFLが強かったアカデミック・北米系に割って入ってきた・・、といった印象で、これから受験者数は増えることが予想されます。現に、日本の受験者数も右肩上がりで上昇しているため、学生諸君は受けておいて損はない資格ですよ!
一方、普通のビジネスマンや、趣味や学習として英語系試験・資格を受けたいという方には正直おすすめできませんね。受験料がTOEFL並みに高いですし、それほど潰しが効くわけでもありません。現段階では、あくまで効力は限定的であることを覚えておきましょう!
IELTSが評判な理由の1つに、スピーキングが「face to face」という点が挙げられます。一対一の丁寧な会話から、実践的な英語力が身につくという口コミが多いですね。でもね、2万円超えはやっぱり高いよ・・(笑)
国政連合公用語英語検定試験(国連英検)
資格名 | 国政連合公用語英語検定試験(国連英検) |
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マッチする目的 | 一部進学/一部就職/学習 |
受験料 | 特A級:10,500円 A級:8,400円 B級:6,300円 |
検定開催頻度 | 年2回 |
次に紹介する英語系資格が「国連英検」というものです。「国連」という文字が入り、一気に世界観が広がるような印象を持ちますが・・、
実は「国連英検」は、日本だけで行われている試験なんです!
そう、国連というビッグワードを用いながら、実は日本でしか行われていない点に要注意なんですね。もちろん、国連という名称を勝手に借りているわけではなく、実施している団体が「日本国際連合協会」ということで、当然国連から認められています。
こういった背景を持つ英語資格ですから、後ろについているのはもちろん「国」です。外務省が後援にいるということで、
- 外務省管轄の特殊な職員
- 自衛官
- 警察
- 大学・大学院
- 高認の英語科目
以上のような試験で有利に働くことから、他の資格とは毛色がちょっと変わった感じですよね。
試験内容もこれまた特殊で、単純な英語力はもちろんのこと、いわゆる「時事問題」に非常に力を入れている点が特徴としてあげられます。わかりやすい言葉でいえば、
「英語と一般教養の総合的な力」
が求められるということで、対策もなかなか難しいと評判です。実際、こちらの国連英検の一番上「特A級」は、日本国内の英語試験・資格の中でも最難関と言われているほど。
よって、英語マニアの間では最終目標として国連英検特A級を掲げているケースも見られます。比較的受験料も安く、国が絡む試験には何かと強いのがこの試験ですから、気になる方はチェックしてみるのもいいかもしれません。
日商ビジネス英語
資格名 | 日商ビジネス英語 |
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マッチする目的 | ビジネス全般 |
受験料 | 1級:7,200円 2級:5,140円 3級:4,120円 |
検定開催頻度 | 1級:年2回 2級以降:各試験会場が決定 |
続いて紹介するのが「日商ビジネス英語」になります。この検定の主催は日本商工会議所ということで、非常にビジネス色が強く、特に事務的な仕事に関するスキルを問われる検定となっています。具体的に例をあげれば、
- 企画書
- 報告書
- 契約書
- 提案書
こういった書面における英語力を試すことができるため、一般的なビジネス英語とは方向性がやや異なるものの、外資系でバリバリ働く人材や、貿易業で英語による契約にガッツリ取り組む人材など、限定的ではなく常に英語を使用するような職種において有利に働く点がポイント。
単純な会話力・英語力は他の資格でも身に着けることはできますが、書面などの形式的な英語に関してはなかなか学ぶ機会には恵まれません。したがって、
「英語を使って世界相手に仕事がしたい!」
という方は、この資格の対策すること自体がスキルアップにつながりますよ!同時に資格も取れちゃいますから一石二鳥です!
貿易実務検定
資格名 | 貿易実務検定 |
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マッチする目的 | 貿易業 |
受験料 | A級:12,343円 B級:7,150円 C級:5,980円 |
検定開催頻度 | A級:年2回 B級:年4回 C級:年6回 |
貿易業はグローバル化が進む昨今、非常に活発化している業態であり、TPPといったワードが一般層に普及していることからも皆さん実感できると思います。そして、貿易と英語は切っても切れない関係にあるのもまた事実。何しろ、本当の意味で世界を股にかけて商売を行うわけですから、並大抵の英語力では貿易業を行うことはできないでしょう。
こちらの「貿易実務検定」は、英語だけを対象にしたわけではなく、貿易実務全般を対象にした検定であるのですが、この記事では英語系資格として紹介させていただきました。将来的に貿易業を視野に入れているなら、英語を含めた包括的な実務力を身に付けることが必要ですからね。
実際、商社や貿易業に携わる企業では、入社する際に貿易実務検定のプログラムを採用することもあるほどメジャーな存在。貿易だけでなく「グローバルな人材」というアピールを履歴書でできるという点で、個人的にかなり注目の資格となっています。
商用英語などかなりマニアックな試験問題も出題されるようですので、実践的な英語を学べるという点でも有意義な資格ではないでしょうか?
観光英語検定
引用:英語の資格試験 観光英語検定 – 観光英語検定公式サイト
資格名 | 観光英語検定 |
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マッチする目的 | 就職/転職 |
受験料 | 1級:10,000円 2級:4,700円 3級:3,700円 |
検定開催頻度 | 1級:年1回 2級・3級:年2回 |
日本は世界的に見ても非常に観光地としての人気が高く、
- 2020年:東京オリンピック
- 2025年:大阪万博
将来的には、以上のような世界を巻き込む超ビッグイベントの開催により、訪日観光者の数はうなぎ登りになることが予想されます。これに伴って、国際共通語である英語を話せる観光ガイドやアシスタントの需要が高まるでしょう。
このようなニーズの上昇を見越してか、最近になってこちらの「観光英語検定」の知名度が上がってきています!高校から大学、あるいは企業単位で受験をしているケースもあるようで、今注目の資格と言えますよ!
ですが、「観光英語」といっても私たちにはあまり馴染みがなかったりするかもしれませんね。身近なところでいうと、
- 場所
- 空港、駅、ホテル、レストランでの実用的な英語。予約などの実務的な英語。
- 状況
- クレーム処理や謝罪、電話対応、病気・怪我に対する対応
- 専門知識
- 航空会社、旅行代理店、ホテルなどで使用される略語や業界用語
こんな感じ。しかも、相手は「観光客」として日本に来てくれているわけですから、「とりあえず通じればいい」なんてことではいけないわけですよ。大切なのは、
「どれだけ快適に観光をしてもらうか」
なので、こういったことを踏まえた上で、観光業に携わる人間として必須になる用語や知識、言い回しなどを検定する試験だと思っていただければOKです。
観光業も貿易業と並んで今後の伸び代がある業界ですから、こういった資格を持っておくことは大切ですよ!
ケンブリッジ英検
引用:Cambridge Assessment English – ケンブリッジ英検公式サイト
資格名 | ケンブリッジ英検 |
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マッチする目的 | 大学進学/留学/海外就職/学習 |
受験料 | 27,000円 |
検定開催頻度 | CPE:年2回 CAE:年4回 FCE:年4回 |
英語発祥の地は「英」という字からも分かるように英国、イギリスですが、そんなイギリスの世界的名門大学「ケンブリッジ大学」が開発した「ケンブリッジ英検」も、要注目の英語系資格になります。英語はアメリカ英語が主流だと言われていますが、本家はイギリスですからね。上品で流暢な英語を勉強したいなら、こういったイギリス系の資格を取得した方がいいかもしれません。
イギリス生まれの資格ということで、強いのは主にヨーロッパ。よって、ヨーロッパを中心に仕事をこなしたいと思っている方には、非常におすすめできる資格となっています。ヨーロッパでは東洋人はバカにされやすいですからね、ケンブリッジ英検のような「国際的印籠」を持っていることが役に立つこと間違いなし!
そして、ケンブリッジ英検にも日本の英検のようにレベルがあるのですが、これがちょっとややこしくてですね。たくさんの階級があってわかりにくいので、ここでは一般的に知られている3つの階級にフォーカスして詳細をお伝えします。
CPE (Certificate of Proficiency in English) |
最難関。TOEIC・TOEFL・英検では判定不能レベル。 |
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CAE (Certificate in Advanced English) |
難関。英検1級並み。 |
FCE (First Certificate in English) |
履歴書記入の最低ライン。英検準1級並み。 |
上記表の通り、ケンブリッジ英検の最難関はCPE、正式名称は「Certificate of Proficiency in English」となっています。簡単に訳すと、「英語のプロ認定」って感じで、イギリスの超名門大学に英語のプロ認定されるわけですから、そりゃすごいわけです。現に、TOEICやTOEFL、英検といった試験では、判定不能な高いレベルで英語力があることの証明になりますからね。
その下がCAE(Certificate in Advanced English)で、こちらは「英語上級者認定」って感じでしょうか?CPEよりはややグレードが落ちますが、それでも英検1級並みですから、日本では履歴書記入で追加点がもらえるレベル階級でしょう。
比較的誰でも取りやすいのが、こちらのFCE(First Certificate in English)で、「英語を一通り勉強し終わりましたね!」ってニュアンスになるでしょうか?英検準1級並みで、履歴書記入の最低ラインと言われています。英検準1級よりは履歴書映えする場面が多そうなので、英検を受けようとしている場合にはケンブリッジ英検のFCEの方がいいかもしれませんね!
ただネックなのが、受験までのハードルの高さ。受験料は27,000円と、恐らくこの記事で紹介している検定・資格の中でも最高金額、そして試験開催地が東京だけということで、受験できる人間は限られると思います。よって、あくまで国内での英語力を証明するって目的なら、素直にTOEICでいいかなーってのが個人的な意見になります。
「俺、英検持ってるんだよね」よりも、「俺、ケンブリッジ英検持ってるんだよね」の方がなんかカッコいい。他人に自慢するって意味では、ケンブリッジ英検いいかも・・?(笑)
全国通訳案内士試験
資格名 | 全国通訳案内士試験 |
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マッチする目的 | 通訳/就職/転職 |
受験料 | 11,700円 |
検定開催頻度 | 年2回 |
英語職の花形とも言えるのが「通訳」ですよね!筆者はサッカーが好きなのですが、日本代表の試合なんかでザックさんやハリルさんの通訳を勤めている方がすごくカッコよくて、
通訳いいなぁ、憧れるなぁ
ってずっと思っていました。そして、そんな通訳という職業にも、実は資格・検定があったということご存知でしたか?
この記事唯一の「国家資格」だが・・
「全国通訳案内士試験」は、この記事で紹介している英語系資格の中で、唯一の「国家資格」となっています。それゆえ、英語を得意とする人たちからの人気は凄まじく・・と言いたいところなのですが、実はこの資格を持っていることで「独占業務」ができるわけではないので、国家資格なのにも関わらずそれほど人気ではないのです。
平成30年までは、この資格を持っていないとできない通訳案内士(独占業務)というお仕事があったのですが、訪日観光客の増加によりこの制度を撤廃。よって、この資格を持っているValue(価値)が、以前ほど高くなくなってしまったっていうのが現実としてあります。
しかしながら、日本政府観光局にはこのような記載があるのも事実です。
なお、今般の法改正により、全国通訳案内士の資格を持たない方であっても有償で通訳案内業務を行うことが可能になりますが、その場合、全国通訳案内士又はこれに類似する名称を使用することはできません。
この引用部分をわかりやすくいうと、
「この資格の独占業務はなくなったけど、資格がない人は”全国通訳案内士”って名前を使用させません!」
こんな感じですね。「全国通訳案内士」って名前は有資格者だけが使えるようにするから、資格の力が全て失われたわけじゃないということになります。
あくまで今回の制度変更は、
- 無資格者:安価でガイドを雇いたい
- 有資格者:質の高いガイドを雇いたい
というニーズの住み分けを可能にしたというだけで、有資格者の仕事がなくなるわけではないことを覚えておきましょう。
試験難度は最高クラス
制度撤廃という憂き目にあった国家資格「全国通訳案内士試験」ですが、試験難度は最高クラスと言ってもいいでしょう。
というのも、試験内容が英語を含めて、以下6科目も存在しているからです。
- 外国語筆記試験(英語)
- 日本地理筆記試験
- 日本歴史筆記試験
- 一般常識筆記試験
- 通訳案内の実務筆記試験
- 口述試験
これらのうち、口述試験のみ二次試験で、そのほかは一次試験となっています。要するに、まず英語以外にも「地理・歴史・一般教養・通訳の実務」これらの試験を通過して、さらにその後口述試験を通過して、ようやく「全国通訳案内士」という国家資格を得ることができるというわけ。
しかも、取得した後も定期的に研修が必要ということなので、相当な覚悟がないと取得できない資格となっています。ちなみに筆者は、情報をまとめている段階で「自分には無理だ・・」と心が折れました(笑)
とはいえ、今後の訪日観光客はどんどん増えていくことが予想されますから、通訳という職業はどんどん発展していくことは誰の目にも明らか。よって、トコトン英語と向き合って本気で通訳士・ガイドを目指したいならば、この資格に挑戦してみることをおすすめします!
ちなみに、一次試験の「外国語筆記試験(英語)」では、以下のいずれかの要件を満たすことで試験免除申請をすることが可能です。
英検 | 1級 |
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TOEIC (右のいずれか) |
・L&R:900点以上 ・Speaking:160点以上 ・Writing:170点以上 |
すでに英検1級やTOEICにてハイスコアを持っている方は、一次試験の英語が免除になるのは嬉しいポイント!とは言っても、残り5科目ありますが。。(笑)
ビジネス通訳検定
引用:TOBIS ビジネス通訳検定 – TOBIS公式サイト
資格名 | ビジネス通訳検定 |
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マッチする目的 | 通訳/就職/転職 |
受験料 | 逐次通訳試験:8,000円 同時通訳試験:8,500円 両者同時受験:16,000円 |
検定開催頻度 | 年2回 (東京と大阪で1回ずつ) |
こちらの「ビジネス通訳検定」は、ビジネスシーンでの通訳としての力を担保するための検定で、英語を専門的に扱う人材ならぜひ持っておきたい資格になっています。通訳スキルってどうしても独学じゃ不安ですし、やっぱりこういう試験を通じてスキルアップ&実力証明をしたいと思う人が多いみたいですね。
そして、こちらの試験の特徴は以下の2点が挙げられます。ちょっと複雑なので、丁寧に解説してみますね。
- 全員が同じ試験を行う
- 同一の試験を行い、その結果に応じて1級〜4級までのレベル認定がされる。
- 1級は「同時通訳試験」の受験が必須
- 2級までは「逐次通訳試験」のみで取得可能だが、1級は「同時通訳試験」における一定以上の点数の取得も必要。
以上の解説でわかりますかね?ポイントとなるのは、1級だけ個別に「同時通訳試験」が必要になる点です。逐次通訳とは、被通訳者がスピーキングしている間は黙っていて、区切りが良くなったら通訳し始めるようなイメージ。サッカーの試合後の監督インタビューなんかは逐次通訳のことが多いかもしれません。
一方、同時通訳は、被通訳者のスピーキングに被せて通訳するってイメージでしょうか。ニュース番組などでよくされるのがこれで、英文の上から翻訳していくので、
- 英語→日本語
- 日本語→日本語
このような2段階を踏むことが必要になります。英文を頭から一度日本語に訳すだけだと意味不明なものになるので、訳した日本語を「整える」、要するに「論理化する」という作業を一瞬で頭の中で終える必要がある点で、逐次通訳より圧倒的に難度が上がるというわけです。
そして、こちらの「ビジネス通訳検定」においては、最高難度の1級を取得するために「同時通訳試験」を乗り越える必要があります。ハードルはめちゃめちゃ高いですが、この検定を乗り越えれば、日本中どこでもやってける実力を身につけることができますよ!
ほんやく検定
引用:ほんやく検定とは? – 一般社団法人 日本翻訳連盟公式サイト
資格名 | ほんやく検定 |
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マッチする目的 | 通訳/就職/転職 |
受験料 | 5級:5,100円 4級:6,200円 1〜3級:10,300円 |
検定開催頻度 | 年2回 (1月・7月の第4土曜日) |
続いて紹介するのが、こちらの「ほんやく検定」になります。通訳と並んで英語職を代表するのが「翻訳業」であり、文字を介したお仕事という点がネットと相性が良いため、近年翻訳の仕事は増加傾向にあるのが実情です。したがって、このような翻訳関係の資格・試験の注目度は確実にアップしています!
試験概要はやや特殊で、
- 5級・4級
(基礎レベル) - 個別に試験が存在
- 1級〜3級
(実用レベル) - 【政経・社会/科学技術/金融・証券/医学・薬学/情報処理/特許】
以上6分野から1つ選択し、成績に応じて「1級・2級・3級・不合格」が判定
このような試験内容です。5級と4級に関しては個別に試験があるのでオーソドックスですが、それより上の1級〜3級では、6つの分野から自分の得意なものを選び、その点数に応じて結果が付与される形を取っています。
よって、就職に有利になる「1級」の獲得を目指すなら、広く浅くではなく、狭く深くを念頭に語学力・専門的知識や翻訳者としての翻訳能力を学習する必要が出てきますね。このように、余計な分野には力を割かず、得意分野を伸ばす試験形式となっている点が、人気の理由の1つ。
そして、見事1級を獲得すると、この検定の主催である「一般社団法人 日本翻訳連盟」から、お仕事を紹介してもらえる可能性がある点も、見逃せないメリットの1つとなっています。この記事で紹介しているほとんどの資格・試験は、
- 勉強する
- 受験する
- 合格する
これで完結してしまっているのですが、合格したさらに先の
「お仕事をする」
という部分にまで踏み込んでくれるなんて・・、素晴らしい検定ですよね!筆者も受験して、「フリーランス翻訳家」になりたいなーなんて思っちゃいます。
資格や試験を受験する目的の大半は、「自分のJobの為」だと思います。「ほんやく検定」のように、最終目的である「Job」まで見据えてくれると、やる気も上がりますよね!
英語資格って本当に意味ある?英語資格にまつわるQ&A
かなりボリュームある記事となってしまいましたが、以上が筆者おすすめの「人生に役立つ英語資格」の全てになります!この中で気になった資格にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね^ ^
この記事の最後に、英語資格に関してよくある質問について扱ってみたので、気になる疑問があった場合はチェックしておきましょう!
英語資格があると仕事・進学で本当に有利になる?
まず一番多い疑問が、
「本当に仕事や進学で有利になるの?」
ってことですね。これについては自信を持って
Yes, of course!
と言えます。もちろん、有利になる条件のスコアや級を持っていてこそですが。
というのも、進学における入試や就職における採用活動って、結局のところ「ラベル」がめちゃめちゃ重要になるんですよ。私たちが健康に良い製品を選ぶ時に、漠然と健康に良いことをアピールしている製品を選ぶよりも、「トクホ」のラベルが貼ってある製品を選んでしまうみたいに、英語ができる人材を欲しいなと思ったら、
- 英語が得意です
- TOEIC850点です
以上2人の人材だったら、結局面接の結果後者を採ってしまうものなのです。もちろん、もしかしたら「英語が得意です」って言っている人材の方が、英語ができるかもしれないし、人間的にいい人かもしれないし、英語以外の仕事に関しても出来るかもしれません。
しかし、そういったことを採用段階でリサーチするには、非常に手間がかかります。手間がかかると、当然お金がかかります。だったらTOEIC高得点の方でいいや・・っていう流れがあるわけです。これは入試も同じ。
受験者の英語力を本格的に問うならば、1対1のスピーキングや英語によるディベートなどをさせた方がいいかもしれません。しかし、限られた英語教員だけで山ほどいる受験者に対応するには、一体何日掛かるでしょう?ディベートの議題は誰が決める?一貫した評価基準はどうやって作成する・・?
「じゃあ英検・TOEICで点数高い人を優遇すればいいや」
こうなるわけです。したがって、今の日本で英語力を表現するには、やはりこの記事で紹介しているような英語系資格に頼るのがベターだと筆者は考えています。どれだけ実用的な英語が出来ていても、そもそもそれを披露する機会がないと意味ないですからね。
まずはTOEICなどでハイスコアを取り、自分の英語力を見せる「ラベル貼り」から始めていきましょう!
「とりあえずこれ受けとけ!」って資格はどれなの?
今回紹介した資格数は13個ということで、改めて英語系試験・資格の数は多いなと実感した次第です。紹介している途中で、想像以上の数の多さに心が折れそうになったのはここだけの秘密。
これだけ資格数があると、
「いっぱいあってわからない。。どれ受けとけばいいの?」
って思う人もいると思うんですね。結論から言うと、現在の日本においては、やはり「TOEIC」の価値が非常に高いです。大学も企業も英語力の指標としてTOEICを気にしていますから、特に大学生・社会人の場合で、留学・翻訳・通訳など特殊なケースを除いて、TOEICを受験することをおすすめします!
ただね、TOEICと聞いて皆さんこんなことを思ったりするんじゃないでしょうか?
リーディングはまだ参考書で対策できるんだけど、「リスニング」の勉強方法が全然わからない・・
筆者は本当にリスニングが苦手で、いっつもリスニングのせいでスコアが伸びなかったんですよ。。最初は聞き取れても、途中から
「〜〜〜〜$#&%!#!」
って感じで、結局時間切れでおみくじ大作戦に頼るってことを繰り返してました。しかし、当サイトの「中条さん」というネイティブスピーカーを恋人に持つライターさんに、リスニング上達のヒケツを学んだところ、
「動画とかを使って楽しみながら上達するのが一番だよ!」
って言われまして。それを参考に学習していたところ、今では少しずつ上達してきた実感が湧いてきています。
そんな中条さんが「リスニング力向上」にフォーカスして執筆した記事はこちらになりますので、もしよろしければ参考にしてみてくださいね!
子供にはどの資格・試験を受けさせるべき?
この記事をご覧になってくれている方の中には、大切なお子様に受けさせておきたい資格・試験について知りたいという方もいらっしゃると思います。これからの時代、ますます英語力の重要性は上がっていきますから、早いうちから英語教育を行おうとしている皆さんは、素晴らしい親御さんに間違いありません。
さて、では本題に入っていきますが、筆者が子供にとってベストだと考える資格・試験の条件は、以下の2つです。
- 基礎・基本から学べる
- 段階的に学べる
どちらの条件にも共通しているのは、「失敗を最小限に抑える」ということですね。まだ精神的に成熟していない子供たちは、とにかく失敗につまづきがち。大人だったら、
「このくらいは仕方ないか」
って割り切れたとしても、子供にとっては非常に大きくネガテイブな精神体験になってしまう可能性があります。それがきっかけで英語が嫌いになってしまったりしたら、英語教育が意味をなさなくなってしまう・・。ですから、基礎・基本から着実に学べて、かつ易しい問題からステップアップできるような試験が理想ですね。
・・・
こんなことを言われて、皆さんの頭の中には「英検」が浮かんでいると思いますが、それで概ね正解です。小学生くらいから英検受験をさせるなんてことはイマドキ普通ですから、早いうちから英語に馴染んでもらって、中学くらいから英検の上位級を狙っていく・・みたいな青写真が理想ですかね。
ともかく、周りが気合入れすぎて、本人が英語自体を嫌いになってしまったら本末転倒ですから、その点にだけは気をつけましょう!
英語資格を極めれば自然と話せるようになる?
英語資格を受験しようとしている方の中には、
英語をペラペラに話せるようになりたいんだ!
という人がいらっしゃるかもしれませんが、英語資格を極めれば自然とスピーキングまで上達するものなのでしょうか?
結論から言うと、英語資格を極めたからといって、必ずスピーキングが上達するとは限りません。スピーキングは単語の暗記や文法の理解、さらには文章読解により百発百中で上達するものではないからです。
というのも、紙の上で行われる英語資格・試験は、言わば「インプットの作業」であり、スピーキングはこれとは真逆の「アウトプットの作業」が必要になるのですね。しかもアウトプットと言っても、単に頭の中で知識を組み上げていけばいいわけではありません。
英語によるコミュニケーションは、つまるところ「人と人とのコミュニケーション」ですから、当然その場の空気的なものも存在しますし、いわゆる「口語的な表現」というのも出てきます。よって、今までインプットしてきた知識を、
- 適切な場面で
- 適切な形で
- 適切な発音で
アウトプットしなきゃいけないわけです。簡単にいえば、紙の上でつけることが出来る知識と、会話に使うスキルってのは方向性が全然違うものなんだよーってことですね。
スピーキングはとにかく場数を踏むしかない
したがって、今までの知識を適切にアウトプットするためにも、とにかくスピーキングの場数を踏むしかありません。そして、最初にこう気づくはずです。
散々英語勉強したのに、全然言葉が出てこない・・
でもね、これは仕方のないこと。今までと違う引き出しを使って、今までと違う知識の活用方法をしているわけですから、できないのも当然ですからね。しかし、資格・試験によってある程度の知識をインプットしている状態ですから、上達スピードはかなり早いはず。
このスピードを緩めないためにも、外国人と積極的に話すなどして場数を踏んで引き出しの位置を覚える、そして引き出しの使い方を覚えることが、英語のスピーキングに関して最も重要なことです。
とはいえ、場数を踏むって言ったって1人じゃできません。かといって、日本人全員にネイティブスピーカーの友人がいるわけでもないですし・・。となると、自分から
「英語を話せる場」
を作り出さなければいけませんね。候補に上がるのは、
- 英会話教室
- 空港などでのアルバイト
- ネイティブスピーカーの友達を頑張って作る
これくらいでしょうか。最後のは半ば強引ですが、この中で現実的なのは英会話教室かな。ですが、行くのが面倒ですし、お金結構するんですよね、あれって。数十万することも珍しくないので、ポンと出せる人はそんなにいないと思います。
しかし、今のネット社会では「オンライン英会話」なるものがあってですね、料金も安く自宅にいながら英会話の場数が踏めちゃうとして非常に話題になっています。その分講師の質などはまちまちという欠点もあるのですが、言語学習において「話せるという事実」が何よりも大事だと筆者は思いますよ!
オンライン英会話について気になる方は、実際に試してみたこの記事をご覧になってみてください!ぶっちゃけた感想満載ですので、参考になると思います!
まとめ
この記事では、人生に役立つ英語系資格について解説してきましたが、いかがでしたか?思っていた2倍くらいの記事のボリュームになってしまったので、非常にやりがいがありました。皆さんの参考になる部分があったらとても嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!何か気になることやご意見、感想などありましたら、遠慮なくコメントしてくださいね!
私英検準一級持ってます!